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AirPodsだけ、Siriとのやりとりだけで位置情報と共にメモを取れるiOS 13用ショートカット「散歩メモ」

   

バイクで運転中、または散歩中に魅力的な場所を見つけることがあります。

Sanpo memo 00001

しかし、その場所を記録するための労力が大きく、何か感じることがあってもそのまま通り過ぎてしてしまうことがほとんど。

場所についてのメモが簡単に取れたらよいなと以前から考えていたのですが、iOSの音声アシスタントであるSiriで実現可能なことが分かったので、それができるようになるiOS 13用のショートカット「散歩メモ」というものを作成しました。

これをSiriから呼び出せば、声だけで場所についてのメモが取れます。

Hey Siriに対応した第2世代AirPodsを持っていれば、完全にハンズフリーでメモが取れます。

Sanpo memo 00002

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Siriとのやりとりは次のようになります。

  • 自分「Hey Siri 散歩メモ」
  • Siri「少々お待ちください」
  • Siri「テキストは何ですか?」
  • 自分「ビレッジバンガードがあるから今度来よう」
  • Siri「「ビレッジバンガードがあるから今度来よう」でいいですか? はい または いいえ」
  • 自分「はい」
  • Siri「わかりました。」(メモの作成が完了)

このやりとりで取れるメモの内容は次のような感じになります。

2019/10/21 12:42:23 東京都世田谷区三軒茶屋一丁目

2019/10/21 12:42: 東京都世田谷区三軒茶屋一丁目 (高度 38m)
https://maps.google.com?q=35.642013,139.6726959&hl=ja-JP&gl=jp
ビレッジバンガードがあるから今度来よう

これが 、ショートカットのインストール時に指定したメモ.app内のフォルダに実行のたびに蓄積されていきます。

Sanpo memo 00006

※当初は1日につきメモを一つ作成。その日のうちに複数回実行されたら、その日に作ったメモに追記していく仕様にしていたのですが、セキュリティ上の理由でロック中は既存のメモにアクセスできないようなので、毎回新しいメモを作成するように修正したという経緯があります。

インストール方法

使用にはiOS 13以上がインストールされたiPhone、iPadが必要になります。

  1. ショートカット.appを一度も使用したことがなければ、標準で登録されているショートカットを何か一つ実行(次項の「信頼されていないショートカットを許可」を設定内に表示させるため)
  2. 「設定>ショートカット>信頼されていないショートカットを許可」をオンに。
    • Sanpo memo 00005
  3. ショートカット “農研機構Web APIで現在地の住所を取得” をインストール
  4. ショートカット “GoogleマップのURLを生成” をインストール
  5. ショートカット “散歩メモ” をインストール
  6. メモ.appを起動し、「散歩メモ」などの保存先フォルダを作成
    • Sanpo memo 00007
  7. 一度、ショートカット.app上で “散歩メモ” を実行。問い合わせの入った事項に答えていく
    • Sanpo memo 00008

使い方

Siriを起動し「散歩メモ」で呼び出す。

ショートカット.app上の登録名がそのままSiriからの呼び出し名になるので、「散歩メモ」と言いづらければ別のものに変更してもOKです。

ちなみに、

  1. 自分「Hey Siri」
  2. Siri「聞いていますよ」
  3. 自分「散歩メモ」

という風に「Hey Siri」の次に来るキーワードを分割せず、下記のようにいっぺんに発声することで起動が早くなります。

  1. 自分「Hey Siri(0.5秒程度の間隔)散歩メモ」
  2. Siri「少々お待ちください」

カスタマイズ

ショートカット.appで散歩メモを編集状態に。

冒頭のショートカット名の右の(…)をタップ。

Sanpo memo 00010

続いて「ショートカットをカスタマイズ」をタップすると、インストール時にやったメモの保存先フォルダの設定をやり直すことができます。

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 - iOS, iPad, iPhone