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Siri起動に使う第2世代バイク用防雨マウス完成

   

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Siriをバイクで快適に使うための環境として、Apple純正Lightning接続EarPods(iPhone付属品)とBluetoothマウスの組み合わせがいいのではないかと思っています。

こうすると、Siri起動のためのHomeボタンをBluetoothマウスに代替させることができ、Bluetoothマウスに手を加えると自由な位置にボタンを設置できることになるからです。そして、Siri使用時に音が悪くならない。

Bluetoothマウス改造は技適違反なので電波暗室の中でしか使えなくなりますが。

下掲の記事で製作した初代防水マウスは、結局台風19号の来襲もあってかケースの中に浸水し、あえなく故障してしまいました。

100円ショップで入手したランチケースが持つ密封性能を過信したのが敗因でした。

その反省を活かし、第2世代防雨マウスを製作することにしました。

第2世代の素体はエレコムのM-BT12BR

初代に使ったのはBUFFALOのBSMRB058WHで、これは市価1,700円ほど。

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第2世代には、エレコムのM-BT12BRを選びました。これは市価940円ほどと、とてつもなく安い。Amazonで最安値のBluetoothマウスではないかと思います。

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電源は単4電池2本で、Bluetooth 3.0対応。

Bluetooth 4.1対応マウスよりは劣りそうですが、1日8時間のパソコン操作中、5%をマウス操作に割り当てた場合の想定電池使用期間は約277日ということで、省電力性能はまずまず。

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iOS 13.2.2でペアリングして使ってみましたが、問題なく使えました。

性懲りもなく100円ショップでランチボックスを購入、3Dプリンターでカバーを製作

100円ショップのランチボックスを過信して水没したのに、性懲りもなくセリアで適当な感じのランチボックスを発見したので購入。

さらに、そのランチボックスにピッタリサイズのカバーを3Dプリンターで製作。

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新しく買ったランチボックスの防雨性能を高めるために3Dプリンターでパッキンを作成して取り付けてみたものの、浸水があることには違いありませんでした。

そこで、浸水のある合わせ目部分から、上方向からの雨が侵入することがないようカバーを作成。

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バイクに積載した状態ではこのケースが逆さまになることは基本的にないので、これで浸水しなくなるはずです。

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M-BT12BRの分解と加工

M-BT12BRは、裏面ペアリングボタン近傍のゴム足の下(写真左上)にボディを固定するビスが隠れています。

このビス1本外せば分解可能です。残る4つのゴム足の下には何もありません。

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ねじは三叉のトルクスねじですが、筆者は対応ドライバーを持っているので難なく緩められました。

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前回はマウスから基板を取り出してランチケースに移植しましたが、今回はマウスを丸のまま使います。

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赤外線LEDのところにプリズム状のパーツがあります。

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これを取り外すとケーブルの引き出しに都合のいい穴が開くのでひとまず撤去します。

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マウスの左ボタンにATV用の防水ボタンを接続します。使用したのは以下のボタンです。

ランチケースに防水ボタンのケーブルを通す穴をキツキツサイズで開け、そこにケーブルを通します。

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マウスの底部分のボディの穴をまず通してから、引き込んだケーブルをマウス基板のマイクロスイッチに配線します。

マイクロスイッチには3つ足がありますが、そのうちの二つに半田付けしました。真ん中の足と、左右どちらかの足に半田付けします。真ん中の足に半田付けしたら、残り1本を左右それぞれ押し当ててマイクロスイッチを押してみればどちらが適切か分かります。

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取り外したプリズムは、基板の上にちょうど収められるスペースがあるので、写真のような感じで設置し、上側のボディをかぶせて閉じました。実際にはカチャカチャ音を防止するために緩衝材を入れましたが。

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この状態で電池を入れ、電源を入れ、ペアリングをして使えることを確認します。

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ケース内側のケーブル引き込み部に抜け防止のタイラップを取り付けておきます。

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家電製品のコードをまとめるときに使う、いつでも外せるタイラップを用意。

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マウスをビニール袋に入れ、口をそのタイラップで締めます。

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蓋とカバーを被せ、さらにタイラップで締めて出来上がり。

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初代とは比較にならないほど防雨性能を向上させた、第2世代防雨マウスの完成です。

何度か雨をやり過ごしましたが、壊れていません。

できるだけ第三者がトレースしたときに再現性が高くなるようにしたのですが、ある程度見た目を維持するために3Dプリンターを使ってしまいました。3Dプリンター便利すぎです。

マウスをビニール袋に入れて密封しているのでまず大丈夫だと思うのですが、カバーをかけない場合は箱の中に水が入ることを前提に、いっそ箱の底に排水用の穴を開けてしまった方がいいかもしれません。

M-BT12BRBKのSiriボタンとしての使い勝手

電源をオンにしたままにしていますが、しばらく使わないと省電力モードに入るようです。

時間を置いてこのマウスを取り付けたバイクに近寄っていくも、その時点ではこのBluetoothマウスと接続が再開されることはない。

ボタンを押して省電力モードから起こすと、間髪入れず接続が再開されます。

つまり、ボタン一つで用が足ります。

接続が不安定ということもないし、M-BT12BRBKはSiriボタン用におすすめできそうです。

 - iOS, iPhone, クロスカブ