Amazonの商品ページに価格調査「Keepa」、偽レビュー検出「サクラチェッカー」へのリンクを追加する(Safari、Google Chrome、Firefox対応)
2020/06/01
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2020/06/01
最近のAmazonは転売erや中国の業者との闘いを余儀なくされる戦場といった有様で、もうユーザーはウブではいられなくなってしまいました。
この状況を受けて、最近は「Amazonはもう終わった」という論調の人をよく見かけますが、筆者はAmazonに残る合理主義をまだ信じています。
中国製の商品によるAmazon内検索結果の汚染とその対策については先日書いた通り。
もくじ
今回は、中国の業者による仕込みのレビュー、転売erとの闘いという側面から環境改善を考えたいと思います。
とは言っても、前者向けには「サクラチェッカー」、後者向けには「Keepa」というサービスが既にあってそれを使えばいいだけのこと。
サクラチェッカーは各種指標からレビュー中のサクラの含有率を測定し、レビューの信ぴょう度を数値で評価してくれるサービスです。
ただし、サクラレビューがたんまり注ぎ込まれた良品というパターンもあるので、その点は知り置くべきでしょう。
Keepaは全期間の価格変動の推移をグラフで見せてくれるほか、設定した価格水準になったら通知してくれる機能もあり、公益性がとても高いサービスです。
プラットフォームによっては専用のブラウザ拡張が存在していますが、筆者はmacOSを使い、iOSとの連携を考慮しWebブラウザにはSafariを使っているため、それらとの連携が弱いのです。
そこで、TampermonkeyというmacOSのSafariにも対応した数少ない機能拡張を使って連携強化を図ってみました。
TampermonkeyはSafariのみならずGoogle Chrome、Firefoxなどに対応しており、マルチプラットフォーム対応です。
macOSのSafari用だけApp Storeで販売されている有料のソフトウェアになっています。
Appleが敷いたSafariへのセキュリティの方針から、有料化せざるを得ないのだと思います。でも本当に便利なので存在するだけありがたい。
今回の目的のために作ったTampermonkey用のUser Scriptが「SakuraKeepaLinker.js」です。
▼動作デモ(動画)
これはAmazonの商品ページに「サクラチェッカー」と「Keepa」へのリンクを追加するというものです。
ただのリンクではなくて、表示中の商品の情報を受け渡す形でリンクを生成しており、すぐにその商品についての情報が得られるのが便利ポイントです。
筆者が作って自分で使って地味な便利さを享受しているので共有します。
Webブラウザ、Tampermonkey、「SakuraKeepaLinker.js」との関係は以下の図のような感じになっています。
従って「SakuraKeepaLinker.js」を使うに当たっては、
という準備が必要になります。
動作には各Webブラウザ用のTampermonkeyが必要です。
インストールし、有効にするまではそんなに難しくないので詳細な手順は割愛します。
まずはアドレスバー辺りに表示されたTampermonkeyのアイコンをクリック。
表示されるメニュー「新規スクリプトを追加…」を選択。
すると、「<新規スクリプト>」というタイトルでエディタが開かれます。
以下のリンク先のUser Script「SakuraKeepaLinker.js」をコピー。
コピーした「SakuraKeepaLinker.js」をエディタにペースト。元の内容を上書きしてしまいます。
メニュー「ファイル>保存」で完了です。
以降、Amazonで製品ページを見るとリンクが増えていると思います。