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[JB]1アクションで既成リストからアプリを順次タスクスイッチさせられるAppRotarySwitcher(iOS 13.5対応)

   

Jailbreak tweak approtaryswitcher 00000

バイクや自動車のナビゲーションをiPhoneにさせているとき、ナビゲーションに使っているアプリだけでなく、脇を支えるアプリを併用して、多角的に情報を得たいと思うことがあります。

筆者はナビゲーションにGoogleマップを使っていますが、Googleマップアプリは運転に集中さようという意図か、ナビゲーション中は地名などの周辺情報を消去してしまい、周辺に何があるのか分からなくなってしまうし、ナビゲーション中の表示の縮尺は変更できず、固定になってしまいます。

従って、周辺のスポットの情報を参照するために、他の地図アプリや天気アプリを併用しています。

Jailbreak tweak approtaryswitcher 00010

これまでGoogleマップにナビをさせていたことで抜け落ちてしまっていた寄り道のための情報を他のアプリから得ることがスムーズにできるようになったなら、旅の途中の楽しみも増えると思うのです。

Siriを活用するとアプリの切り替えが便利になるので、これまでそうやってアプリを使い分けていました。

しかし、運転中によく使うアプリは3〜4個なので、わざわざアプリ名を口に出して言うのも面倒だなと思っていました。

そこで、ボタン一つでアプリを順繰りに起動する特殊なランチャーを作成しました。

AppRotarySwitcher

作ったJailbreak TweakがAppRotarySwitcher。

AppRotarySwitcherは、起動対象にするアプリのリストを設定内で作成。そのアプリリストを循環するようにアプリ起動、といった動作をします。

Jailbreak tweak approtaryswitcher 00005

リストが一巡するとまた最初のアプリに戻ってくるので、ボタン一つで事足りるわけです。

Bluetoothマウスのボタンによる操作に無理やり対応させており、設定したマウスボタンを押すと機能を発動(アプリリストを循環するようにアプリ起動)させることが可能です。

また、FlipSwitchやActivatorに対応しています。

ただし、FlipSwitchやActivatorがなくともBluetoothマウスさえあれば使用可能であるため、AppRotarySwitcherのパッケージをインストールする際の依存関係を設定していません。

必要であればFlipSwitchやActivatorを別途Cydiaからインストールすると、それらを使ったコントロールも可能となります。

FlipSwitch Activator
役割 AppRotarySwitchの有効/無効の切り替え 機能の発動
(アプリリストを循環するようにアプリを起動)

設定項目

AppRotarySwitcherをインストールすると「設定>AppRotarySwitcher」が出現します。

Jailbreak tweak approtaryswitcher 00001

設定項目は、Enabledと、Applicationsの二つ。

Jailbreak tweak approtaryswitcher 00002

  • Enabled
    • AppRotarySwitcher全体の有効/無効を切り替えるものです。デフォルトはオフなので、ここをオンにしないとAppRotarySwitcherが機能しません。
  • List of Apps to Rotate
    • 循環起動したいアプリを選びます。スイッチをオンにすると、そのアプリをアプリリストに入れたことになります。三つのアプリのスイッチをオンにすると、その三つを循環するように起動することができます

Donotautolock13 to disable auto lock only for specified apps 00007

Bluetoothマウスの利用方法

AppRotarySwitcherはBluetoothマウスに対応しており、マウスボタンを押すことでアプリを起動できます。

筆者はバイクで利用するために、Bluetoothマウスを防水処理した上でマウスボタンを外部に引き出しています。

防水のことを考慮しなくていい自動車の場合は、ハンドル周りに小型のマウスを取り付けるといった使い方を想定しています。

ただし、筆者の力量不足のせいでAssistiveTouchの機能を改変することでマウス対応を実現しており、直感的でない設定方法が必要です。

iPhoneはアクセシビリティの機能であるAssistiveTouchに内包されたマウス対応なので、AssistiveTouchが有効である間だけマウスが利用可能になっています。

まずはマウスが利用できるように設定する必要があります。

iPhoneではBluetoothマウスのペアリング方法が特殊なので注意してください。「設定>Bluetooth」からはペアリングができません。

  1. 「設定>アクセシビリティ>ショートカット」を「AssistiveTouch」に設定。これでHomeボタン3回でAssistiveTouchのオンオフができます。不要なときはAssistiveTouchはオフにする方が使いやすいでしょう(HomeボタンのないiPhoneでの挙動は不明)
  2. 「設定>アクセシビリティ>タッチ>AssistiveTouch」をオンにします。オンにしておかないとAppRotarySwitcherは機能しません
  3. iPhoneでは「設定>Bluetooth」からではBluetoothマウスとのペアリングができません。「設定>アクセシビリティ>タッチ>AssistiveTouch>デバイス>Bluetoothデバイス…」からペアリングします
  4. ペアリングできたら「設定>アクセシビリティ>タッチ>AssistiveTouch>デバイス>Bluetoothデバイス…」に登録されたマウスの「(i)」アイコンをタップ
  5. 「マウスボタンをカスタマイズ」で、任意のボタンに「スクリーンショット」を割り当てます

AppRotarySwitcherは、このAssistiveTouchの支援機能としての、マウスからスクリーンショットを撮影する機能を乗っ取り、アプリの起動をするようにします。

この乗っ取りはAssistiveTouch内限定で、乗っ取り中も標準の方法でのスクリーンショット撮影(Home + Sleep)は可能です。

Activator対応、Flipswitch付属

AppRotarySwitcherはActivatorに対応しています。

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また、Flipswitchを付属させました。

Jailbreak tweak approtaryswitcher 00009

CydiaからFlipswitchとActivatorをインストールすると、ActivatorからAppRotarySwitcherをコントロールできます。

免責

AppRotarySwitcherは無保証、無サポートです。自己責任でお使いください。

既知の不具合

  • たまにHome画面のアイコンがタップできなくなることがある。Homeボタンを押すなどで回避可能

動作確認環境

  • iOS 13.5 / unc0ver / iPhone 8 Plus

履歴

  • 0.0.1 2020.06.16 初版

インストール

いつもの New野良リポジトリ をCydiaに登録後、以下のリンクをタップしてインストールしてください。

リポジトリ登録時は、あらかじめ入力されている「https://」ではなく、「http://」に修正してください。弊サイトは依然SSL対応していません。

インストール後、「設定>AppRotarySwitcher」を設定してください。

AppRotarySwitcherをCydiaからインストールする

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