バックグラウンドのアプリを大体一斉終了させるSBSettings用Add-On KillBG
2015/12/20
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2015/12/20
iPhone4にて空きメモリ量を表示すると、「311MB」などと300MB OVERの暴力的な数字をたたき出すことに恍惚としてしまいます。
Mr.Bikeで育ったので300という数字には特別な思い入れが……。
アプリケーションをガンガン起動させていくと、いずれはその空きメモリもゼロに近づいていきます。
ゼロに近づけば過去に起動したアプリケーションがSpringBoardに抹殺され、うまいことやりくりしてくれることは3GS+iOS4.0という環境で体験済みです。しかし、ときには使っていないアプリケーションを終了させてスッキリしたい、空きメモリ300MB台を再度拝みたい。そう考えて、SBSettingsのProcessesでポチポチ終了させたりしていましたが、何ぶんこれだけメモリがあるとProcessesにアプリケーションがズラーっと並んでしまい、終了させるのも一苦労。
respringすればいいじゃん、という話もありますが、バックグラウンドで動作中のアプリケーションのみを一斉に終了させることができれば作業を中断せずに済み便利かな、と考えSBSettings用Add-On、KillBGというものを作りました。(続きは[MORE]から)
SBSettings用Add-On KillBGは、バックグラウンドで動作中のアプリケーションを一斉に終了させるものです。
例えば、以下のように(SBSettingsのProcessesで確認)バックグラウンドで動作中のアプリケーションがいっぱいの状況。
ここでSBSettingsからKillBGを起動します。
すると、KillBGが若干の時間(アプリケーション一つにつき1秒)をかけてアプリケーションを終了させていきます。
動作が一段落した後でSBSettingsのProcessesで確認してみると、フォアグラウンドで動作中のEchofon Proを除いて全部終了していることが分かります。
このようにフォアグラウンドで動作中のアプリケーションを除外して、それ以外を全部終了させる、これがKillBGの基本動作です。
アプリケーションすべてがバックグラウンドで動作中、つまりHome画面表示中にKillBGを動作させると、全部のアプリケーションを終了させようとします。
例外があります。電話、メール(フェッチ、プッシュなどを設定している場合)など、終了させても復活する一部のOS標準アプリケーションはKillBGを使っても生き残ります。また、これは自分にはよく分かりませんが、OS標準アプリケーションであるかどうかを問わず、謎に特定のアプリケーションにおいて終了に失敗、Processesからも終了できず、AppSwitcher(iOS4.0においてHomeボタンダブルプッシュで画面下部に現れる棒状の領域)からのみ終了できる状態があるようです。現状では仕様ということでご了承ください。
iOS4.0下でKillBGを起動させてもHomeボタンダブルプッシュで現れるApp Switcherからアイコンが消えないことをいぶかしがる人が結構な割合でいるように思います。
そういう人はApp Switcherについての理解が足りていません。
App Switcher内に横一列で並ぶアイコンには、現在バックグラウンドで動作中のアプリケーションのみならず、直近のものから過去に遡る順序で、最近使ったアプリケーションのアイコンが交じっているのです。
バックグラウンドで起動していたアプリケーションのアイコンは、KillBGを起動すればアプリケーションが終了した時点でApp Switcher上から消えますが、最近使ったアプリケーションのアイコンの方は消えないのです。
視覚的にその両者は区別が付かず紛らわしいので不満を持つ人はたくさんいて、そういう人向けにApp Switcher上のアイコンを起動中のアプリケーションのみにするRemove RecentsというTweakが存在します。最近使ったアプリケーションのアイコンをApp Switcherから放逐してしまうわけです。
KillBGを使ったのにアイコンが消えないことに不満を持った人は、Remove RecentsとKillBGを併用してみてはいかがでしょうか。
インストールは、いつものNew野良リポジトリから「KillBG」で検索してください。
例によって安定性等は保証するところではないので、そのつもりで使ってください。
無保証、無サポートです。