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脱獄していないiPhoneでテザリングを可能とするサービスt.freeが日本国内から登場

      2016/03/16

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以前紹介した「ついに脱獄不要かつAppleが介入不能なテザリング手法」となるtether.comの後追いとなるt.freeが本日からサービスインしています。

ついに脱獄不要かつAppleが介入不能なテザリング手法が登場 | ひとりぶろぐ ついに脱獄不要かつAppleが介入不能なテザリング手法が登場 | ひとりぶろぐ

t.freeはtether.com同様、自力ではインターネットに接続することができないノートPCなどを、iPhoneの3G回線を使ってインターネット接続可能とするものです。いわゆるテザリングですね。

T free fig 1

t.freeは、その名前から、テザリングを可能にする本サービスを無料で提供するものになるんでしょうね。

1カ月間ベータ試行プロモーション・無料で利用可能

1カ月間ベータ試行プロモーションというスタンスでのサービスインということではありますが、現在のところ無料で利用が可能です。

特に、広告の挿入といったものは無さそうです。

1カ月経過した後、どういうフェーズに突入するかはよく分かりませんが、ベータ試行プロモーション終了以降ビジネスモデルが見えてくるはずです。(続きは[Read More]から)

Macのみ対応。Windowsにも対応検討中

t.freeを利用するために、Mac側のみに専用ソフトウェアをインストールする必要があります。

Skitched 20120720 182949

これによって機種依存が出ています。

現時点ではMacのみの対応となっています。Windowsへの対応も進めているということですが、開発者探しからということで、時間はかかりそうですね。

接続方法は簡単

MacにtetherFree.appのインストールを終えると、メニューバーにアイコンが現れます。

Skitched 20120720 190449

「t.freeに接続…」を選択すると、続く三つのダイアログが続けて表示されます。

Screenshot 2012 07 20 19 25 30

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Screenshot 2012 07 20 19 17 04

最後のダイアログまで来たら、ダイアログに記述のあるネットワーク名でiPhoneからWi-Fiのアクセスポイントが見えているはずです。同じくダイアログに記述のあるパスワードを使って接続。

IMG 0383

しかる後にMobileSafariでtfree.jpに接続。この辺りの手順はtether.comのものとほぼ同様ですね。

IMG 0384

すると、接続が確立してMacからインターネットに接続可能になるはずです。

Screenshot 2012 07 20 19 17 14

さきほどのMac側で表示されたダイアログにある「iPhoneの接続方法」というボタンを押すと、iPhoneでの操作方法が詳しく書いてありますので、これを参照すると間違いないでしょう。

iOS側はJavaScriptのWebSocketが機能

iOS側で動き、この働きを実現しているのは以下のJavaScriptです。

ll.js (JavaScript)

難読化されているので全く理解できませんが、WebSocketが使われていることは読み取れます。

WebSocketは、必ずWebSocketサーバと接続する必要がありますし、JavaScriptだけでプロキシサーバを構築することはできませんから、ll.jsは中継サーバに接続しに行くはずです。

調べたところでは、以下のサーバ、ポートにつなぎに行っているようです。

URL Schemeから、やはりWebSocketサーバですね。

前二つはさくらインターネットでしょうか。


ws://49.212.133.54:9889/
ws://49.212.157.68:9889/
ws://172.31.255.1:9889/

t.freeを使ってするすべての通信は中継サーバを通過するということです。

T free fig 2

これをどう評価するかは人によると思いますが、そういう前提があるということは踏まえておきましょう。

t.freeに関する考察は、モバツイで有名なえふしんさんのエントリがズバリと的の真ん中を射抜いています。

F’s Garage @fshin2000 :t.freeの破壊性と、言う程そうでもない点 F's Garage @fshin2000 :t.freeの破壊性と、言う程そうでもない点

こんな負荷の大きなサービスを何らの代償も得ずに運営することは不可能なはずです。

できれば、t.freeを送り出したコネクトフリー株式会社が運営し、総務省の行政指導にまで至ったconnectFreeの反省をふまえ、プロバイダに準じた通信事業者としてまっとうなサービスの提供をお願いしたいところです。

ユーザー情報無断収集の「connectFree」に総務省が行政指導 – ITmedia ニュース ユーザー情報無断収集の「connectFree」に総務省が行政指導 - ITmedia ニュース

ぜひ対価を払わせて! と言いたいところですが、前述の通り、恐らくはt.freeは前代未聞、無料のテザリングサービスとしてサービスインに至るはずです。

「脱獄不要」、「無料」、「テザリング」と来れば、それはもう破壊的な人寄せになるでしょうからね。

ならば、利用者である我々は、t.free側に何を対価として引き渡せるのでしょう?

t.freeのプライバシーポリシーとして以下のような文面が追加されました。


Q. iPhoneやMac上の情報は取得していますか?
A. 接続にあたって必要最小限の情報を、t.freeのサーバー上で取得しています。具体的には接続時のiPhoneのIPアドレスと、t.freeが一時的に割り振る内部ネットワークIP、iPhoneのMACアドレス(情報を保護するためハッシュ化済みのもの)、になります。なお情報の取り扱いについては、詳しくは利用規約およびプライバシーポリシーをご覧ください。

利用者の判断次第ですが、自衛的な利用を心がけた方がいいかもしれません。

高木先生もアップをはじめたようです。

プライバシーの自衛方法

実は、私t.freeがちゃんと使えておりません。

ゆえに、本当にできるかどうかは確認しておりませんが、VPN接続をした上で利用すれば、t.freeに対してはプライバシーは守れるものと思います。VPNでVPNサーバまでの通信を暗号化するわけです。

T free fig 3

えふしんさんがssh接続ができたとレポートされていますので、恐らくは大丈夫だと思いますが。

とはいっても、VPN接続ができる環境にはない人が大半でしょうね。

ルータにそういう機能を持ったものがあるので、それを使うのは一案でしょう。

VPN機能付きのルータを導入した環境では、上図の「VPNサーバ」が自宅のルータになります。

うちにあるルータにも、VPN機能が搭載されています。

MacにインストールするtetherFree.appがヤンチャをしてないとも限りません。その場合はVPNもクソもありませんね。

ともかく、t.freeが無料サービスである限りは、我々は何かを代わりに供出することになるはずです。

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