iPhone 4Sで秒間60コマのヌルヌル動画が撮影できるSmoothVideoが面白い
2016/03/16
価値ある情報をユーザー視点で発信するブログ
2016/03/16
ひとりぶろぐのmoyashi (@hitoriblog) です。
iPhone 4S限定ですが、60fps(秒間60コマ)の動画が撮影できるSmoothVideo(スムーズビデオカメラ)がリリースされました。
iOS標準のカメラアプリで撮影できる動画が30fpsですから、倍の細やかさで撮影できることになります。
通常の4倍の解像度を持つディスプレイがRetina Displayなら、これはRetina Motionです!
スムーズビデオカメラ – とっておきのシーンを撮影しよう (Version 1.0) | ||
カテゴリ: | 写真/ビデオ | |
価格: | ¥85 | |
デベロッパ名: | KatokichiSoft | |
リリース日: | 2012/08/25 | |
対応デバイス: | ||
現Ver.の平均評価: | (無し / 0件の評価) | |
通算の平均評価: | (無し / 0件の評価) | |
Game Center: | 非対応 |
早速試してみましたが、結構楽しくてハマってしまいました。(続きは[Read More]から)
SmoothVideoで録画した60fpsの動画は、iOS標準の写真アプリではもちろん、Safariでも再生が可能です。
iOSは60fpsの動画再生に対応しているのですね。iPhone 4S、Retina iPadでの再生を確認しています。
百聞は一見にしかずです。SmoothVideoで録画した60fpsの動画のよさを知るには、実際にごらんいただくのが早いでしょう。
SmoothVideoで録画した60fpsの動画。
続いては、それをQuickTimeで30fpsに変換したものです。
60fpsの動画の方が、ヌルヌルとして生っぽい感じがすると思います。
通常の動画は30fps。SmoothVideoでは60fpsの動画が録画できるのですから、倍の細かさです。
さきほどの動画を見ての通り、60fpsの動画を体験してしまうと、30fpsの動画は、ややカクカクしたものに感じてきます。
人間の目は1秒に55回以上の光の点滅を認識できないといいます。逆を言えば、30fpsか、60fpsかの違いは、人間は知覚できるわけですね。
SmoothVideoは、時々プレビューが30fpsになりますが、録画される動画はプレビューの状態を問わず60fpsなので安心してください。60fpsのプレビューが可能かどうかは、環境に依存するということです。
動きがなめらかな60fps動画が録画できるようになると、それを素材にして編集したくなります。
しかしながら、60fpsに対応した動画編集アプリは多くないようです。
OS X用のiMovieは24fpsと30fpsにしか対応していませんでした。SmoothVideoで録画した60fpsの動画を読み込むことはできますが、読み込んだ後はプロジェクトに設定されたfps(24 / 30)になってしまいました。
iMovie
カテゴリ: ビデオ
価格: ¥1,300
iOS用のiMovieでも、やはり30fpsになってしまいました。
iMovie
カテゴリ: 写真/ビデオ
価格: ¥450
QuickTime Xによる編集は、トリムだけは60fpsを保ってできましたが、画面の回転、動画の結合等をすると30fpsになってしまいました。
とりあえず結合だけでもと調べたところ、QuickTime 7 Proでは60fpsを保ったまま動画の結合を完遂することができました。
QuickTime 7は、Mountain Lion上でも使えました。QuickTimeに購入したシリアルを入力するとProとなり、書き出し等ができるようになります。
QuickTime Player 7 のインストール |
結合方法は、QuickTime Proで動画を開いた後、別の動画をコピー&ペーストするというものです。書き出しの設定は、概ねの項目で「そのまま」を選びます。すると、再エンコード無しで素早く書き出しが完了しました。
Windowsには、60fps対応の動画編集ソフトがそれなりにあるようですね。
YouTubeをはじめ多くの動画共有サービスが60fpsの動画に対応しておらず、カメラの方も60fpsで録画できるものは限られていますから、60fpsの実写動画を見る機会は普段無いかと思います。
それだけに、SmoothVideoで録画した60fpsのヌルヌル動画にはカルチャーショックを受けました。
スムーズビデオカメラの60fpsビデオは不気味の谷を感じるなぁ。リアルになった分、リアルじゃないところがちょー気になる。環境光に合わせて目ん玉が露出調整しているのがビデオなので必要ないところが原因なのかなぁ。
— gravity loves time (@GLTime) August 28, 2012
これを体験できるというだけでも、85円の価値は十分あるでしょう。
SmoothVideoは星の数ほどあるアダルトグッズECサイトへ売り込みに行けば良いのに。
— もっさりさん (@TeamMOSA2) August 27, 2012
HD、Retinaの次は60fps来ますね。
フォーカスや露出がコンティニュアスではないので、録画中に画面をタップしてフォーカスや露出を合わせ直さなければならなかったり、OS標準のカメラアプリのように手ブレ補正が無く、歩きながら録画するのに向いていなかったりと、気になるところもあります。
しかし、60fps動画の魅力を知ってしまうと、使い方の方を工夫してやろうという前向きな気持ちになります。
スムーズビデオカメラ – とっておきのシーンを録画しよう
カテゴリ: 写真/ビデオ
価格: ¥85