ひとりぶろぐ

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C#+.NET Micro Frameworkで開発ができるマイコンボードNetduino。

↓写真はNetduino、Arduino、そしてそのご先祖様Wiring。

Monoでの開発ができるようにする計画はあるようですが、現状は基本的にはMicrosoft Visual C# Express 2010=Windows環境での開発が前提となります。
開発環境の準備は、もうみなさんが書いているインストール手順に従えばすぐに完了します。

Maker Shedの新製品 Netduino – .NETベースのオープンソースエレクトロニクスプラットフォーム – MAKE: Japan

Netduino::開発環境を準備しよう – やまねこのマイコン実験室

Netduinoがきました – Sim’s blog

Netduino 1日目 開発環境インストール – 冬斗のつぶやき

CuBeatSystems: Netduinoを始めよう(環境構築編)

しかし、僕のメインマシンはMacBook Pro (Early 2008)、OSはSnow Leopard (Mac OS X 10.6)なので、すぐには完了しなかった!(続きは[MORE]から)

NetduinoをMac OS Xで使いたい

Mac OS XでNetduino使いを使いたい! しかし、Microsoft Visual C# Express 2010での開発の快適さを失ってはNetduinoの価値半減で本末転倒なので、そこは外さずに考えます。

VMware FusionでNetduinoが認識されない

現在50GBのBootCamp用パーテーションを切って、そこにWindowsXP Pro SP3をインストールしています。
しかし、BootCampパーテーションから起動し直すことはまれで、いつもはVMware Fusion内でWindowsXPを使っています。
よって、NetduinoもVMware Fusion内で使おうとするも、「USBデバイスが認識されません」とメッセージが出てドライバの登録まで進んでくれません。

ドライバはNetduino SDK 4.10に含まれるので、それを再度インストールし直すも変化無し。

試しに、BootCampパーテーションからWindowsXPを起動し、それで試してみるとドライバの登録が正常に終了し、動作。
ドライバの登録ができたので、またVMware Fusionから起動し直せば、ひょっとしたら使えるようになっているかも……という淡い期待のもとにVMware Fusionに戻って試してみましたが、やはりダメ。

しかし、Mac OS Xをメインに使っている自分としてはWindowsXPで起動し直すのは面倒で、できればやりたくありません。

Netduinoのファームウェアをアップデートを試す

Netduinoの新しいファームウェアがリリースされていたので、ファームウェアのアップデートを試してみることに。

Netduino::アップデートの仕方 – やまねこのマイコン実験室

インストールに使ったファームウェア: Netduino Firmware v4.1.0 (patch 2)

SolutionReleaseInfo.solutionVersion: 4.1.0.1

SolutionReleaseInfo.solutionVersion: 4.1.0.2

というアップデートをしました。
VMware Fusionで再度試してみるも、変化無し。

VMware Fusionのアップデートを試す

使っているOSがSnow Leopardなので、Snow Leopard対応のVMware Fusion3を使うべきですが、ケチしてVMware Fusion2で頑張っていました。
しかしVMware Fusion3にアップグレードしたら、この問題が解決するかも……。そう考えアップグレードを敢行。

UIの変更にとまどいながらもNetduinoをVMware Fusion3上のWindowsXPに接続するも、冒頭の「USBデバイスが認識されません」に変化無し。

Parallels Desktop for Macを試す

NetduinoのSystem Requirementsをよく読むと、VMware Fusionはシリアルデプロイメントのみの対応。
Parallels Desktop for Macは、USB、シリアル両方でデプロイメント可能と書いてあります。なん……だと!?
ここまで試したことは時間の無駄だったということか!?

Netduino Technical Specifications

早速Trial版をインストールしてみることに。BootCampパーテーションを対象にParallels Desktop for Macの設定を済ませ、起動。
NetduinoをParallels Desktop for Mac側に接続すると、BootCampで起動したWindowsXPで見た、ドライバ登録のダイアログが登場!

そのままつつがなくドライバの導入が終わり、試しにNetduinoのファームウェアのアップデートを試してみましたが、無事成功。

現時点では、Mac OS X上でUSB接続にてNetduinoを使うには、Parallels Desktop for Macが必要なようです。

VMware Fusionでも、シリアルデプロイメントには対応だそうですが、具体的にどうやるか、調査する価値があるかもしれません。
でもデバッグのこともあるし、USB経由で使いたいので、Parallels Desktop for Macの試用期間中、購入するかどうか悩んでみることにします。

NetduinoのファームウェアアップデートでVMware Fusionでも使えるようになった

2010.08.29追記:

「デバッガは動かない」というただし書き付きですが、α版のファームウェアにアップデートすることで、VMware FusionでもUSB経由で使えるようになりました。

NetduinoのファームウェアアップデートでVMware Fusionから使えるようになった

将来はMonoで開発ができるようになる

ここからダウンロードできるgetting start guideによれば、

There is also an open source project designed to provide support for Mac and Linux using Mono. It is currently experimental and incomplete (as of August 2010). A link to the project can be found at the Downloads section of our website.

ということで、Monoを使ってMacとLinuxをサポートするためのプロジェクトがあり、現在開発中とのこと。
そうなれば、Mac OS X上でもVMを立ち上げずにNetduinoの開発ができるようになりますね。

そうなっても、僕は多分Microsoft Visual C# Express 2010の方を使い続けるでしょうけれど。

まとめ

  • BootCampから起動したWindowsXPではもちろん使える
  • Parallels Desktop for Macでは、USB接続でも、シリアル接続でも使える
  • VMware Fusionからはシリアル接続で使える。USB接続では使えないファームウェアアップデートでVMware Fusionからも使えるようになりました

Netduinoが、Amazonで取り扱い開始!

はんだづけカフェでおなじみスイッチサイエンスさんが輸入販売するNetduino。
Amazonでも扱いが始まりました。
価格3,495円! 安い! おすすめです。

  

おまけ: Netduinoに同梱の、この変なカードは何なの?

Netduinoに同梱の、この変なカード。これはいったい何なのでしょう?

@MobileHackerz さんによれば、

.NET Frameworkで開発できるボード(Netduino)に説明ナシでMicrosoft Tagの紙がついていて、それを読むとNetduinoのサイトに誘導される…ってのはちょっとニヤっとできるなあ。すごく伝わりにくいとは思うけど。

とのこと。

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