ダンボーがUSBバッテリーに!cheero Power Plus DANBOARD version発売!
2013/06/16
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2013/06/16
もくじ
ひとりぶろぐのmoyashi (@hitoriblog) です。
大容量USBバッテリーの定番、cheero Power Plus。
僕も大変気に入っていて、最近は自転車に積載してiPhoneやLEDライトの外部電源としても活用しています。
ひとりぶろぐ » これで夜道も安心!自転車用高輝度LEDライトBlackburn Scorch 1.0をハイモードで20時間点灯させる装備
初代のcheero Power Plusは絶好調のただ中、生産中止に。今は、2代目に当たるcheero Power Plus 2が後継機として発売中です。
初代cheero Power Plusは、安価でありながら確かな品質を備えていることで、その耳慣れないcheeroのブランド名の定着と共に信頼を築いていきましたが、一方で、その箱すぎるデザインは、まま揶揄されることがありました。
灰色の本体色(後でホワイトモデルが限定的に流通しましたが)と相まって、業務用USBバッテリー的なイメージを抱いていた人は多かったのではないでしょうか。
そんな箱すぎるデザインの初代cheero Power Plusに、びっくりのコラボモデルが登場。Amazonで販売開始されています。
その名も、cheero Power Plus DANBOARD version! 「よつばと!」に登場するダンボーをモチーフにしています。
cheero Power Plus DANBOARD versionは容量10,400mAhを誇る大容量USBバッテリーで、これはiPhoneを約5回フル充電できる容量に相当します。
箱すぎるデザインを逆手に取った斜め上のモデル! これはニュースですぞ!(続きは[Read More]から)
ダンボーとは、あずまきよひこ氏のコミック作品「よつばと!」に登場するキャラクター。その人気から、作品の枠を超えてダンボー単独の関連商品が無数に存在します。
ダンボーバージョンということなら、箱すぎるデザインはプラスです。
むしろ、初代cheero Power Plusにしか、これほどのダンボー感は出せなかったといえるぐらいでしょう。
キャラクターもののUSBバッテリー市場の萌芽を感じさせるほどのインパクトがありますが、それもそのはず。本体やパッケージのデザインは原作のよつばスタジオが担当。
こういう、作っている方が楽しんでいるのが伝わってくる製品というのはよいですね。
パッケージは段ボールでこそありませんが、生成りのボール紙を使って雰囲気たっぷり。この段階から気分が高揚してきます!
同梱物は本体、ポーチ、USBケーブル(microUSB)。
麻の生地を使ったポーチが付属。寝袋じゃありませんよ。
かわいい感じです! ソイネ……。
microUSBケーブルも念押しのダンボー感!
……ってことはさすがに無く、USBケーブルは普通でした。
cheero Power Plusは元から成形色でなく、樹脂に塗装をした仕上げになっていましたが、このcheero Power Plus DANBOARD versionも、つや消し塗装されています。
ダンボーは、やはりマットな質感でなければ!
目と口の部分は塗装しただけなのかな、と思いきや、しっかり窪みとして造形されています!
中の人によれば、この金型の改修にかなりお金がかかったとのこと。
さすがに目が光るようにはなっていません。
ダンボーの目といえば、電球色で光るというのが正しい仕様。
cheero Power Plus DANBOARD versionは、目こそ光らないものの、元々付いているバッテリーインジケーターの色が、そのダンボーの光る目の色に合わせ、電球色で光るようになっています。
このこだわりたるや……。電球色のLEDを使ったのかと思いきや、外装内側の樹脂で色を付けているそうです。
色の調整にはかなり時間をかけたとか。
元モデルでは銀色だった電源ボタンにも、ダンボー色が付いています。
ここぐらいは元の銀色でもよかった気がしますが、それでは満足できないとばかりの思い入れが伝わってきます。
そんなcheero Power Plus DANBOARD version CHE-046。
価格は3,750円。発売記念で1,000台限定500円引きセールをやっていましたが、何と2時間で完売(笑)。
瞬殺でした。
@mak_240 はーい、6月中旬には再入荷予定ですっ♪
— cheero (@cheeromart) June 4, 2013
2次出荷は6月中旬という情報も入っています。ダンボー好きなら要チェックです。
cheero Power Plus DANBOARD versionには三つの端子があります。
写真左から、1A端子、2.1A端子、INPUT端子(microUSB)。
1A端子、2.1A端子は、本機に接続するUSB機器への充電用の端子。
INPUT端子は、本機への充電をするための端子。
本機への充電をする場合は、INPUT端子にUSB ACアダプタ、パソコンのUSB端子などを接続。そうすることで、本機への充電が開始されます。充電には長く時間がかかるので、1Aの電流が供給できるUSB ACアダプタを使用するのをおすすめします。
充電時間は、cheero Power Plus 2での実測で11時間かかりました。スペック上の充電時間は11時間〜13時間です。
本機から、タブレット、スマートフォンなどに給電・充電する場合は、まず1A端子、2.1A端子からタブレット、スマートフォンにUSBケーブルで接続。
iPadなどのタブレットに対しては、より多くの電流が流せる2.1A端子を使うようにします。
しかる後に、本体の電源ボタンを押す。
すると、給電・充電が開始されます。本機にはオートパワーオフが付いているので、充電が完了したら本機からUSB機器への給電が自動的にストップします。
かように、使い方は非常に簡単です。
cheero Power Plus DANBOARD versionについての詳しくは、cheero martのページにも情報があります。
cheero Power Plus DANBOARD version|ダンボーデザイン、 スマホ・タブレット用 大容量モバイルバッテリー
初代cheero Power Plusとcheero Power Plus 2のiPhone 4(iOS 5.1.1)への充電開始からの時間経過に伴う充電完了率のグラフを参考資料として掲載します。
cheero Power Plus DANBOARD versionも、変わらない結果となると思います。
充電完了までの時間をまとめたのが以下の表です。
機種 | 端子 | 100%到達までの時間 |
---|---|---|
cheero Power Plus | 2.1A端子 | 2時間13分(133分) |
cheero Power Plus | 1A端子 | 2時間11分(131分) |
cheero Power Plus 2 | 2.1A端子 | 2時間09分(129分) |
cheero Power Plus 2 | 1A端子 | 2時間10分(130分) |
iPhoneへの充電は、残量ゼロからフル充電まで、およそ2時間程度で完了します。
cheero Power Plus DANBOARD version。
デザインこそ、初代のcheero Power Plusと同じですが、実は中身は初代とは異なっています。
初代のcheero Power Plusには、本体側面にスライドスイッチがありました。
これが主電源のスイッチとなっていました。
cheero Power Plus DANBOARD versionには、このスライドスイッチがありません。
代わりに、オートパワーオフ回路が追加されています。cheero Power Plus 2と同様の回路構成となっているということです。
cheero Power Plus 2と同様の回路構成ということは、デザインのみ初代cheero Power Plusで、中身は2かというと、そう単純な話でもありません。
cheero Power Plus DANBOARD versionには、cheero Power Plus 2にあるLEDライトが無いのです。
細かいことを言うと、cheero Power Plus 2はバッテリーの残量インジケーターが三つのLEDで構成されていましたが、cheero Power Plus DANBOARD versionは五つのLEDでの構成となっているので、回路構成には初代cheero Power Plus譲りの部分もあるということになります。
初代cheero Power Plusは、容量10,000mAhをうたっていました。
それに対し、cheero Power Plus DANBOARD versionは10,400mAhで、400mAh増えています。これはcheero Power Plus 2と同じ容量。
実は、初代cheero Power Plusから10,400mAhだったという話もありますが。
cheero Power Plus DANBOARD versionを、他と比較して買うような人も居ないと思いますが、こうした相違点がありますので注意をしてください。
最後に、恒例の容量ベンチマーク結果を掲載して、今回のレビューの結びとしたいと思います。
ひとりぶろぐ » 新機種の実力をガチで探る!cheero Power Plus 2のベンチマークテストを実施
例によって、ミニコンピューターボードRaspberry Piの駆動時間を計測しました。
Raspberry Piを長く駆動できた方がいいバッテリーということになりますが……。
計測結果は1,051分。おおよそ、初代のcheero Power Plusと同じ容量があるといってよさそうです。
コラボモデルだからといって、性能にぬかり無しですね。
ダンボー好きなら買わずにいられないcheero Power Plus DANBOARD version。
よくぞダンボーをチョイスしてくれました!
性能は折り紙付き。スマートフォンのヘビーな使用をバックアップしてくれます。
こういう、実用性とキャラクター性を兼ね備え、なおかつコストパフォーマンスまでいいという製品はなかなか無いのではないでしょうか。
僕はかなり気に入りましたが、ちょっと使うのがもったいない感じがします(笑)。