ランニングのために買った耳掛けタイプのスポーツイヤフォンRS Earphone #02
2016/11/05
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2016/11/05
自分は「まさかすまい」と思っていたランニングを、最近ちょっとやってます。
もくじ
RunKeeperというiOS用のアプリは、ランニングのモチベーションを維持する効能があり、RunKeeperに導かれて走っているような感じです。
カテゴリ: ヘルスケア/フィットネス, スポーツ
現在の価格: 無料(サイズ: 22.6 MB)
販売元: FitnessKeeper, Inc. – RunKeeper, LLC
リリース日: 2009/01/14
現在のバージョンの評価: (72件の評価)
全てのバージョンの評価: (1,164件の評価)
定番中の定番なので、今更紹介の必要もないかと思いますが、RunKeeperを使ったランニングの魅力は以下の通りです。
概ねFoursquareがもたらしてくれるものと同様のモチベーションをランニングに導入できる感じです。
RunKeeperの機能はどれも素晴らしいですが、やはり音声で随時レポートしてくれるのはいいですね。走っている最中は無心になってiPhoneの画面を見たりする余裕も無いですから非常にありがたい。
ペースが落ちればそれと分かるし、全行程のどれぐらい走ったかも分かるしというので、コーチが伴走してくれているかのようです(続きは[Read More]から)
RunKeeperはスマートウォッチPebbleに対応しているので、気が向けばそれも使っています。
iPhoneとBluetoothで通信していて、経過時間、走った距離、ペースを確認できます。反射型液晶(シャープのメモリ液晶)を使っているので暗所では見えませんが、加速度センサーが付いていて、手をブルンと振るとバックライトが数秒付くようになっています。
防水なので、水洗いできます。
iPhone、RunKeeper、Pebbleと共にするランニングは、思った以上に楽しい。
ガジェッターの煩悩をランニングのモチベーションに変換できるので、自分を変えなくていいのが素晴らしい。
ランニングとiPhoneは切っても切り離せなくなったので、RunKeeper環境を整備したい。
iPhoneの携行は、ショックが少なく、動きの少ない上半身に固定するのがよかろうと、アームバンドに固定することに。
3種買って使い比べているところです。
イヤフォンを巻き取る機構の有無がかなり重要な感じがしています。
音楽や、RunKeeperの音声レポートを聞くために、イヤフォンは重要です。
BAカナル型は音がよく、走りに伴う振動で外れてもこないものの、密閉型でバホバホ雑音が出るのでランニングには向いていないと判断しました。密閉型なので、外音が聞こえにくくなるのもちょっと不安です。
ランニングにはバホバホ言わないオープンエア型のApple EarPods+パッドが向いているのではないかと、あえてEarPodsを使ってみましたが、走りに伴う振動で外れてくるきらいがあります。
ひとりぶろぐ » たった100円でEarPodsの低音を増強する!
オープンエア型かつ耳掛け式のイヤフォンは無いかとAmazonで探して見かけたのがRS Earphone #02。
最近は、耳掛け式のイヤフォンでもカナル型がほとんどですが、これはオープンエア型かつ標準のイヤーピースが耳乗せ型です。
スピーカーコーンを外側に向けた独自構造【RS(リバースサウンド)システム】を採用しており、圧迫感が無い、疲れにくい音を目指しているという、異端な製品ということで興味が出ました。
しかも、驚きの「日本製」。
一品一品手作業で組み込みやチューニングを行ってもいるそうです。STAX好き心もうずきました。
オープンエア型でバホバホ言わず、しかも耳掛け式でずれないのならランニング向けにはとてもいいのではないかと注文。
内容物は、各種イヤーピースと本体。
標準のイヤーピースは、期待の耳乗せ型です。
耳掛けの部分は、シリコンゴムのように柔らかく、手触りがサラサラした材質。
付属のイヤーピースは、標準の耳乗せ型が2組、先細り型が1組、キノコ型が1組。
先細り型(左)と、キノコ型(右)を装着した図。
リモコンは付いていないので、プラグは通常のステレオ3接点です。
ケーブルの途中にクリップが付いています。
RS Earphone #02の周波数特性は「70Hz〜12kHz」と狭く、それがそのまま音質の傾向になっています。
ハイファイ(高忠実度)かどうかという評価軸で言えば、普段使っているXBA-30IP/Sとは比較できるレベルになく、全くハイファイではありません。
定位は中央に集まり、頭内定位する傾向があります。
そのような音質の傾向から、FMラジオの音質を連想しました。
重低音も、きらびやかな高音もありません。
ただ、狭い周波数特性なりにまとまりがあって不快ではありません。
恐らく綺麗なカマボコ型の周波数特性なのではないかと思います。
歪みがちということもありませんし、周波数特性上のクセも感じられず、確かに聴き疲れしにくい音ですね。
一般的なヘッドフォンでは外部の音を完全にシャットアウトしてしまい、歩行時などは環境音が聞こえず危険が伴うと同時にオープンエアタイプでは近接者に不快な「シャカシャカ」音が漏れてしまいがちです。 Reverse Sound System RS Earphoneではこのヘッドフォン特有の弱点を克服し、ヘッドフォンで音楽を楽しみながらも外部の環境音を遮断せず、音漏れが少ないため周囲の人にも迷惑をかけません。 また再生音が鼓膜を直接叩かないため長時間の装用でも疲労感が少なく、難聴等の副作用が起きにくい構造となっています。
これがメーカーのセールストークですが、こうした音質の傾向を確認した後では納得感があります。
いろんな意味でFMラジオ的な音質です。
オープンエア型ゆえ外の音を拾うので、ランニングの際に周囲の雰囲気を感じ取ることができ、安全性の問題からも望ましいといえます。
音質はFMラジオのようであまりよくないという話をしましたが、これは照明器具でいう間接照明に相当するものだと説明できます。
ある部分を明るく照らしたければ、スポットライトを複数集中させるのが目的にかなったやり方でしょう。
しかし、世の中にはその真逆のことをする間接照明というものがあります。遮蔽物の後ろに照明を置くなどで、回り込んだ光による安らぎ効果を楽しむ。
間接照明は、どこかの一部分を明るく照らそうという目的で作られていません。
マイクロソリューション RS Earphone #02もそれと同様で、音質のことを言うなら、スピーカーコーン(ドライバ)を耳穴とは反対側を向けるなどという選択はありえません。
あえて逆を向けて反射してきた音を耳に届ける構造にする。このことで、音質は劣化し、外音と混じった音が耳に届くことになりますが、それによって使っていて疲れない音質が実現しているのです。
一番開放感があります。個人差が大きいでしょうが、残念ながら自分の耳には合わず、どうしても左側の耳で耳穴から浮き上がってしまうことを抑えることができませんでした。
耳穴から浮き上がってしまい、低音が抜けてスカスカになってしまう傾向があります。
耳乗せ型と異なり、キノコ型同様装着感に安定感が出ます。
音質的にも耳乗せ型より安定しており、左右のバラ付きが無くなって快適です。
低音の出は控えめですが、本機のこぢんまりとした周波数特性にマッチしています。流して聴ける音質傾向です。
先細り型より耳穴との密着度が上がり、低音が出るようになります。ただし、ドライバの限界から重低音は出ません。
装着感には非常に安定感があります。
低音は出るようになるものの、高音に伸びが無いので、全体的にモコモコした印象の音になってしまいます。
電車の中など、低音が多く低音がマスクされてしまう環境で使う場合は、案配がよくなるかもしれません。
自分の耳では、先細り型のイヤーチップがベストチョイスとなりました。
装着感は前項で語ってしまっている部分も多いですが、耳掛けの効果は絶大で、ランニング中にずれてきたりすることは全くありません。
自分は眼鏡をかけていますが、眼鏡のツルとの干渉も問題ありません。痛くなりません。耳掛けの材質が柔らかいおかげか、うまく逃げているようですね。
有線のイヤフォンということで、やはりランニングしているとケーブルの存在が気になるのですが、アームバンドのベロ部分に巻き付けて短くして使っている分には耐えられるレベルです。
しばらくはこのRS Earphone #02を使ってランニングをしたいと思います。
RS Earphone #02の穏やかな音質傾向は、ランニングの邪魔になりません。