[JB]Yahoo! JAPANの雨雲ズームレーダーをiPhoneの通知センターに表示するNCRainRadar
2013/09/13
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2013/09/13
もくじ
ひとりぶろぐのmoyashi (@hitoriblog) です。
以前作ったiPhoneの通知センターに東京アメッシュを表示するウィジェットNCAmesh。
通知センターから素早く東京アメッシュを参照できると結構違うもので、「そろそろ雨が降るから帰ろう」、「もうすぐ雨がやみそうだから少し雨宿りしよう」といった判断が日常の中に定着しました。
ひとりぶろぐ » [JB]iPhoneの通知センターに東京アメッシュを表示するウィジェットNCAmesh
NCAmeshは東京アメッシュに特化したウィジェットで、東京近郊でしか役に立たないものでした。
最近、キャンプやらサイクリングで出かける機会が多くなり、特にサイクリングの最中には現地の雨雲の様子が確認したくなります。
それができるウィジェットを作ろうと思い立ったのでした。
折りたたみ自転車のBROMPTONなら、雨雲が迫っていたら最寄りの駅からエスケープしてしまえるので、雨雲の形や、雲がどちらからどちらに流れているのか素早く確認できると案配がいいでしょう。
東京アメッシュは東京近郊にしか対応していないので、全国に対応した雨雲レーダーはなかろうかと探して見つけたのが、Yahoo! JAPANの雨雲ズームレーダー。
雨雲ズームレーダーは東京アメッシュと異なり、過去から現在のみならず、未来の雨雲の様子をも予測して表示できます。
APIがあるので、これを利用したウィジェットを作ることにしました。
雨雲ズームレーダーは、通常のアプリではYahoo!地図(Y!地図)で確認できます。
Yahoo!地図
カテゴリ: ナビゲーション
価格: 無料
画面下の地図変更ボタンを押し、雨雲スイッチをオンにすれば地図上に表示されるようになります。
今回作ったのがNCRainRadar。
Yahoo! JAPANの雨雲ズームレーダーを通知センターに表示するためのウィジェットです。
歯止めのかけようもなさそうですが、「Rader」でなく「Radar」です。
NCRainRaderをインストールすると「設定>NCRainRadar」が出現します。
Enableをオンにして初めて地図表示が位置情報連動となります。デフォルトではオフです。
Continuous Updateがオフの状態では最初に位置情報を地図表示に反映した時点で位置情報の使用を停止しますが、Continuous Updateをオンにすると、NCRainRadarを表示している間ずっと位置情報の反映を続けるようになります。
初回表示時には位置情報利用の許可を得るダイアログが出ますのでOKボタンを。
表示からワンクッション置いて、地図は現在位置が中央になるはずです。
最新の表示位置がキャッシュされて、次回の初期値になります。
現在位置には赤い印が打たれます。
位置情報がうまく反映されない場合は「トラブルシューティング: 位置情報がうまく反映されない場合は」の項をお読みください。
現在位置を中心にした地図、そして雨雲ズームレーダーが表示され、自動的に雨雲のアニメーションが開始されます。
現在時刻の約15分前から現在時刻、そして未来に向かってのアニメーションになっています。アニメーションの最後、即ち予測データの最後までいくと現在時刻の約15分前に戻ってアニメーションが繰り返されます。(この辺はmoyashiの実地試験の後に予告なく調整する可能性あり)
表示させっぱなしにしておくと、5分後にデータが新しいものに更新されます。
以降ジェスチャー操作に共通したことですが、NCRainRadarをジェスチャーで操作できるようにしたことにより、NCRainRadar上をドラッグしても通知センターをスクロールできないデメリットが発生しています。
NCRainRadarの左右の端のキワのところを上下にドラッグするとスクロールができるようです。
ピンチ操作、ないしは地図の左上にあるボタンを押すとズームレベルを変更できます。変更したズームレベルは次回表示時にも維持されます。
あまりズームしすぎると(言っても確認のしようがないけれどズームレベル15以上)雨雲ズームレーダーが表示されないので、雨雲が表示されないと思ったらズームアウトしてください。
地図上をドラッグすると、地図のスクロールができます。
設定のEnabledがオンの場合は、地図をスクロールしても、次回表示時には現在位置が中央になります。
現在位置とは無関係な表示位置の固定は、設定のEnabledをオフにするとできます。
画面右下のYahoo! JAPANのロゴをタップすると。
Yahoo!地図が起動します。
Yahoo!地図がインストールされていない場合はApp Storeに飛びます。(続きは[Read More]から)
NCRainRadarをインストールすると、「設定>通知>NCRainRadar Widget」が出現します。
NCRainRadar Widgetのスイッチをオンに。
好みで表示順を変えます。
位置情報使用許可のダイアログが出ず、位置情報が反映されないケースがあるようです。次の操作で回復する場合があります。
最後の「設定>一般>リセット>位置情報とプライバシーをリセット」は、住所録や位置情報使用の確認ダイアログがすべてのアプリでまた出るようになるので影響が大きいといえます。最後の手段です。
前項に含まれるものですが、目立つように項目を分けておきます。
@orino さんからの情報です。PMP (Protect My Privacy)がNCRainRadarの動作に悪影響を与える話です。
Protect My Privacy – 連絡先・位置情報など情報・機能の使用を禁止&偽装する [JBApp] | Tools 4 Hack
PMP (Protect My Privacy)をインストールしている人は、NCRainRadarを使うに当たりリスプリング、リブートのたびに「位置情報とプライバシーをリセット」が必要ということになります。必要に応じて対処してください。
前述の通り、「設定>一般>リセット>位置情報とプライバシーをリセット」をやると、位置情報使用許可のダイアログが位置情報を使用する局面でまた出るようになるので、OKボタンを押して回ることになります。
NCRainRadarは無保証、無サポートです。自己責任でお使いください。
iOS 6.1.2 / iPhone 5
いつもの New野良リポジトリ をCydiaに登録後、以下のリンクをタップしてインストールしてください。
インストールするとリスプリングを促されるので、リスプリングします。「設定>通知>NCRainRadar Widget」を必要に応じて設定してください。