WordPressに複数画像を一発リサイズ、一発アップロード!WordPressImageUploader
2014/04/05
価値ある情報をユーザー視点で発信するブログ
2014/04/05
もくじ
このブログにはWordPressを使っています。ブログの更新にはOS X用のブログエディタを使っています。
概ね快適に更新できているのですが、画像のアップロードにはもう一工夫したいなと思っていました。
僕の使っているブログエディタであるMarsEditは、画像のアップロードをドラッグ&ドロップで一つずつやらなくてはならないのが面倒だからです。また、いちいち問い合わせがあるのも面倒くさい。
最近のWordPressは、標準のマルチファイルアップローダーで複数の画像をアップロードできますが、リサイズまではやってくれないし、imgタグの生成なんかも、自分で手当しなければならない。
そこで、WordPressへの画像のアップロードの便利のために、WordPressImageUploaderというものを作ってみました。
ちなみに、WordPressImageUploaderの利用に、MarsEditは必要ありません。何もいりません。
どういうものか?
(続きは[Read More]から)
自己責任でお使いください。
上記のリンクからWordPressImageUploaderのzipアーカイブをダウンロード。
解凍して出てきた4ファイルを書き込み権限がある場所にまとめて設置。 /Applications に書き込み権限があれば、そこでも構いません。
設定ファイル、
を、次項に従って書き換える。
実行ファイル、
をDockに設置するなどで、起動しやすくする。特に、
の方は、Finderで選択中の画像を処理対象にするので、Finder、デスクトップから実行しようとするとうまく動きません。実行しようとすると画像の選択が解除されるからです。
WordPressImageUploaderは、設定ファイル、
で動作を決めます。この二つはファイル名が違うだけで、中身は同じです。
推測できるとは思いますが、以下の二つが対。
以下の二つも対。
設定ファイルをエディタで編集し、必要項目を書き換え、保存します。
設定ファイル中の初期の記述を青字に、必ず設定変更が必要なものを緑字にしています。
タグ | 説明 |
---|---|
#{url} | 画像のURLに展開される |
#{filename} | 画像のファイル名に展開される |
#{basename} | 拡張子抜きの画像のファイル名に展開される |
#{width} | (リサイズ後の)画像の幅(pixel)に展開される |
#{height} | (リサイズ後の)画像の高さ(pixel)に展開される |
実行ファイルのファイル名を書き換えると、読み込む設定ファイルの名前は、実行ファイルのファイル名を元に変更されます。
例えば、実行ファイルのファイル名を「hoge.app」にしたら、読み込む設定ファイルは「hoge.yaml」になります。
従って、少し設定を変えて使い分けたい場合は、実行ファイル、設定ファイルの複製を作り、ファイル名を変えたらいいわけです。
標準で画像のリサイズに使っているのは、OS X標準インストールのsipsコマンド。
ImageMagickのconvertコマンドを代わりに使えます。
ImageMagickはOS Xに入っていませんから、別途インストールする必要があります。
ImageMagick installer for Mac OS X
上記のインストーラを使うか、Homebrew、MacPortsなどのパッケージ管理ツールなどでインストールすると使えるようになります。
設定ファイルの「convert_path:」にconvertコマンドのフルパスを指定すると、sipsの代わりにconvertを利用するようになります。convertのインストールパスはwhichコマンドで調べることができます。
$ which convert /opt/ImageMagick/bin/convert
convertコマンドには、コマンドラインオプションを渡せます。
設定ファイルの「convert_options:」がそれ。デフォルトでは「-unsharp 0x1.0+1+0.08 -quality 92」が指定されていますが、これは画像をシャープに見せるアンシャープマスクと、画像の圧縮率。
convertコマンドには無数のオプションがあり、様々な画像処理が実行できます。
ImageMagick: Command-line Options