超小型PCの神機「GPD WIN」の新リビジョン「GPD WIN改」が買える販売チャンネル
2017/05/03
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2017/05/03
超小型で、キーボードとポインティングデバイスの付いたWindows 10 Home搭載のPC、「GPD WIN」。
backspace.fm の @drikin さんも神機認定。
これまでで最も実用的な超小型PCです。
他で替えが効かない希少な機種といえます。
2017年1月10日から出荷開始の新リビジョンが各種サイトで発売開始されています。
GPD WINの新リビジョンは、某非正規代理店が「GPD WIN改」と称しているものと同じです。
後述しますが、ここで紹介するチャンネルでの販売分には技適マークが入っています。
もくじ
1品目あたり16,666円を超える少額輸入貨物には、税関の判断で消費税が8%、関税は5%程度がかかる可能性があります。
従って、当初当ページでは消費税がかかる可能性があるものとして書いていましたが、実際にGearBestから買った人を対象にしたアンケートを取ったところ、ほとんどの人は消費税も関税も取られていないということです。これはAliExpress、GeekBuyingでも同様と思われます。
このような現状を踏まえ、海外通販サイトの価格表記から税金に関する記述をやめました。
GearBestでGPD WIN買って関税か消費税かかった人いる?
— moyashi (@hitoriblog) February 7, 2017
海外通販サイトからの発送でも、EMSなら送料無料です。
2017年3月より、CPUがX7-Z8750に換装された2017年3月リビジョンに切り替わっています。
元々のX7-Z8700より少し高速なX7-Z8750が搭載されたことで、少しパワーアップ。
X7-Z8750版を選ぶべきですが、流通在庫にはX7-Z8700版が混在しているので、どちらなのかを明示していない業者からは買わない方がいいでしょう。
また、X7-Z8750版はBIOSのアップデータに専用のものが必要になりますので注意をしてください。X7-Z8700版のBIOSアップデータを当てると起動不能となります。(復活には入手困難な治具とFlash ROMライター、専門知識が必要となる)
GPDが運営する公式販売チャンネルは2つありますが、その両方で新リビジョンが販売されています。
中国にあるAliexpressの公式ショップ。こちらは2017年4月19日時点で40,177円。9%オフセール中の価格。X7-Z8750版が販売されています。
一つは日本のAmazon。公式ディストリビューターの「GPD and JXD and TRONSMART STORE」では価格が43,400円。X7-Z8750版に切り替わっています。
Amazonには、X7-Z8700版を販売している業者もあるので、買う前によく確認してください。
日本のAmazonで販売している。もう一つの公式ディストリビューター「デント」では46,500円でX7-Z8750版、画面側アルミ筐体製の2017年4月リビジョンの最新GPD WINを販売しています。
純正キャリングケース、液晶保護シート、強化ガラスフィルムまで付いた完全版といっていいようなセットとなっています。
Amazonでは特定の決済方法でAmazonギフト券(チャージタイプ)をアカウントにチャージすると、最大2%ポイント還元されるキャンペーンを実施中です。GPD WINをAmazonで買う場合は、この仕組みを利用すると単純に得をします。
下図でメリットが明白でしょう。そのまま買うのでは発生しないポイントが付いて純粋にお得です。
要するにクレジットカード会社が取る手数料をユーザーに還元する仕組みで、これを利用すると純粋に得をします。
付与されるポイントはAmazonギフト券チャージタイプの購入金額に応じて0.5%〜2%の範囲で決定されます。
1回当たりの注文金額 | 注文金額に対する付与率 |
---|---|
5,000円以上〜20,000円未満 | 0.5% |
20,000円以上〜40,000円未満 | 1.0% |
40,000円以上〜90,000円未満 | 1.5% |
90,000円以上 | 2.0% |
43,400円のGPD WINをAmazonで買うために43,400円チャージした場合は1.5%のポイント還元が可能ですので、651ポイント(1ポイント1円)と馬鹿にできない還元額となります。
公式以外での販売チャンネルのうち、Geekbuying、GearBestでの販売分も新リビジョンに移行しました。
GearBestでは、CPUが少し高性能なX7-Z8750版のみ買えるようになっています。
38,335円のところ、クーポンコード「GPDWJP」の適用で35,548円に。
Geekbuyingでは、現在クーポンコード「RGOERQCC」を配布しています。
GeekBuyingではX7-Z8750版の2種類のGPD WINを取扱中。
種別 | 価格 | クーポン適用価格 |
---|---|---|
X7-Z8750版 | 37,162.09円 | 36,487.52円 |
X7-Z8750版 アルミ合金筐体 |
41,666.72円 | – |
一つは、何と! アルミ合金筐体のGPD WIN。2017年4月19日時点では入荷待ち状態です。
Geekbuyingでは、新リビジョンに搭載された改良済のパーツも販売されています。
各販売チャンネルの状況をまとめてみました。
販売チャンネル | 公式 | 価格 | 備考 |
---|---|---|---|
GPD公式フラッグシップストア | ○ | 40,177円 | 公式の安心感 |
GPD and JXD and TRONSMART STORE | ○ | 43,400円 (Amazonギフト券チャージの651ポイント還元を考慮した場合実質42,749円) |
公式の安心感。日本の在庫から素早く発送。郵送事故の可能性もほぼゼロ。 |
デント | ○ | 46,500円 (Amazonギフト券チャージの697ポイント還元を考慮した場合実質45,803円) |
公式の安心感。日本の在庫から素早く発送。郵送事故の可能性もほぼゼロ。セット品が豊富。 |
GearBest | 35,548円 | X7-Z8750版最安値。クーポンが適用できる間の価格。 | |
Geekbuying | 36,487.52円 | クーポンが適用できる間の価格。新リビジョン準拠の交換パーツがいっしょに買える |
最安はGearBest。
最速で郵送事故の心配が少ないのはGPD and JXD and TRONSMART STORE。
安心ならGPD公式フラッグシップストア。
既に旧リビジョンのGPD WINを所有しており、パーツもいっしょに都合したい。アルミ合金製の筐体を持つ、新たなGPD WINが欲しいならGeekbuyingといった感じでしょうか。
ここで紹介している以外の販売チャンネルでは、新リビジョンであることの明記がなければ、買うのを避けた方がいいでしょう。
特にAmazonのマーケットプレイスで「GPD and JXD and TRONSMART STORE」以外が売っているものには注意です。
「GPD and JXD and TRONSMART STORE」での販売分が売り切れた後検討すればいい選択肢かと思います。
INDIGOGOでのクラウドファンディングから始まったGPD WINはいろいろな販売チャンネルから販売されており、どこで買ったか、いつ買ったかによって技適マークのありなしが混在していて混乱を招きました。
そもそも技適マークはだれが入れているのかも諸説紛々としてよく分からなかったのですが、GPD社に確認したところ、12月上旬からの生産分は工場で技適マークを入れており、今はどの販売チャンネルから買っても技適マークが入っているということです。
恐らく、日本から大量に注文が入って(笑)本家が入れることになったのだと思われます。
おとな買い pic.twitter.com/Vq0IpFUruN
— サカリP (@OtherGuyX) December 1, 2016
日本の販社が「技適を取得」などと書いていますが、12月上旬以降出荷分の技適マークを取得したのはGPD社です。
GPD WINの新リビジョンについては、GPD WINのFacebookページ「2017年1月10日以降出荷分で実施されているGPD WINのメジャーアップデートについて」に公式情報があります。
変更点はいくつかあります。
旧リビジョンでも4、5はファームウェアアップデートでその恩恵に浴することができますが、1〜3のハードウェア的な変更は無理です。
キーボード以外のパーツはGeekbuyingで販売されています。新リビジョンに搭載されているキーボードの入手方法はGPD社に問い合わせを入れています。分かったらこちらでもお知らせします。
僕の手元にも新リビジョンが到着しました。ざっと感想を書いておきます。
GPD WINの塗装新旧リビジョン比較。新リビジョンはGearBestで$311.98(35,630円)。 "超小型PCの神機「GPD WIN」の新リビジョン「GPD WIN改」が買える販売チャンネル" https://t.co/9IVGyOG2A3 pic.twitter.com/GYCAoi9TcO
— moyashi (@hitoriblog) January 24, 2017
総括としては、旧リビジョンの所有者が敗北感を感じて所有の愛機への愛情が薄らぐほどの差は、新リビジョンにはないということがいえます。
しかし、それもこうして手元で比較して初めて安心しているということであって、僕がそうであったように、実際に試してみないことにはソワソワを止めることもまたできないかもしれません。
予備機代わりに新リビジョンに手を出すのもありではないでしょうか。僕はこの上ない多幸感が味わえています。
ちなみに、筆者所有の旧リビジョンにはSteamでゲームをしていると突然メニューに戻される症状があります。ゲームをしない限りは全く発現しないので不便に感じてはいませんが、本来的にはジャンパを飛ばす修理が必要なようです。
.@hitoriblog GPD WIN新リビジョン比較。塗装艶無し。裏もより艶無しに。L1〜R2が3割ほど固く。技適有。KBD大差無し。軽くはならず。オっと思うのがQuality Checkedシール。今までの経緯から凄みがあるw https://t.co/9IVGyOG2A3 pic.twitter.com/0mbHjt5ZYv
— moyashi (@hitoriblog) January 24, 2017
こんな方法もあります(自己責任)。