超小型PCの神機「GPD WIN」用強化ガラス液晶保護フィルム「SCREEN GUARDIAN」が登場
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超小型PCの神機「GPD WIN」、愛用していますか?
「GPD WIN」を使い込んでくると気になるのが、液晶にキーボードが接触して跡が付いてしまうこと。
とりあえず拭けば取れるけれど、長く使っていると、これが傷になって残ってしまうのは避けられないのではないか。そんな心配をするでしょう。
そんなときに液晶表面を保護する手段として使えるのが液晶保護フィルム。
多種多様な液晶保護フィルムがサードパーティから発売になっています。
今回紹介するThree Oneの「SCREEN GUARDIAN」も目的を同じくする商品ですが、こちらは材質が強化ガラス。
樹脂フィルムと強化ガラスではどちらが強固な防御を誇るかといえば、強化ガラスに決まっています。
どんな製品なのか、発売元のデント提供のサンプルで見ていきましょう。
「SCREEN GUARDIAN」には、光沢タイプとプライバシータイプという2種類のバリエーションが用意されています。
本製品は安心の旭硝子製、9Hの高硬度、汚れの付きにくいオレオフォビックコーティングなどのハイスペックを備えます。
読んで字のごとくですが、プライバシータイプの方は公共交通機関や公共施設で気になる隣人からの覗き込みをシャットアウトする機能を持っています。
液晶保護フィルム、強化ガラスの貼り付けに苦手意識を持っている人は少なくないのではないでしょうか。
僕は非常に苦手です(笑)。そんな僕がインストラクションに従い貼り付けてみました。
パッケージの中には、強化ガラス、そして貼り付けに使う小物類が入っています。
強化ガラスは貼り付け面に保護フィルムが貼ってあり、これを剥がしてから使うようになっています。
貼り付け用の小物は、マイクロファイバーの布、ホコリ取り用の粘着シート(青)、アルコールに浸された濡れティッシュの三つ。
まず液晶表面を濡れティッシュで拭きます。
続いて、アルコール分をマイクロファイバーの布で拭き取ります。
残ったホコリを粘着シートで取り去ります。
強化ガラスの接着面に貼り付けられた保護シートを剥がします。
両手を使って位置合わせをしながら、強化ガラスを液晶表面に貼ります。自己吸着で特に何もせずとも気泡も入らずいとも簡単に貼れてしまいました。
貼った強化ガラスの上からマイクロファイバーでこすり、多少なじませて出来上がり。
液晶保護フィルムは過去に失敗の経験があり、全く自分でできる自信がありませんでしたが、手順を追うだけで何も問題なく貼れてしまいました。
この簡単さなら、保護フィルム貼りが苦手という人でも恐らくベストコンディションで貼れるでしょう。
気泡が全く入らず自己吸着していく過程は非常に不思議です。
僕はあまり液晶保護シートというものが好きでありませんが、この強化ガラスは貼っても視認性を落とすようなことが全くないという点で好感を持ちました。
また「GPD WIN」の元々の液晶表面は汚れやすく、汚れを落としにくいのですが、この強化ガラスを貼ることで汚れが付きにくく、また落としやすくなりました。
強化ガラスですので樹脂製の液晶保護シートのように傷つきやすくなることもなく、使っているうちにデコボコしてきて見づらくなっていくということもないでしょう。
ただ、0.33mmながら厚みで液晶表面がせり出してくる形になるため、キーボードやアナログスティックとのクリアランスが小さく、つまりぶつかりやすくなってしまうというデメリットもあります。
ぶつかりやすくなっているはずですが、デフォルトの状態よりガラス表面にキーボードやアナログスティックの跡が付きづらいようです。これはオレオフォビックコーティングの効能かもしれません。
表面がデフォルトの状態より滑りやすくサラサラとした感じになり、タッチ操作が快適になります。触っても指紋の付き方がデフォルトよりかなり軽減されます。
僕はもっぱらマウス操作はアナログスティックを使い、画面は極力触りませんが、このような使用形態でも画面にキーボードやアナログスティックの跡がないというのは大きなメリットに感じます。
続いて、電車などでの横からの覗き込みを防止するプライバシータイプです。こちらも表面は光沢タイプ同様、光沢仕上げです。
光沢タイプとの見え方の差を比較するため、シャッタースピードとF値、ISO感度を固定して露出はマニュアルで撮影しました。
正面から見ると、光沢タイプとほぼ輝度は変わりません。
横に回り込んでいくと、左側のプライバシータイプが見えづらくなっていきます。
さらに横に回り込んでいくと、左側のプライバシータイプはさらに画面が暗くなって文字を読み取るのが困難になります。
ただし、何をやっているかが分かる程度には見えるため、電車の中で深夜アニメを体裁良く見たい、といったミッションクリティカルな用途では効果が弱いと感じるかもしれません。
プライバシーフィルターとしての実用性の一片は感じられます。
ただ、このプライバシータイプはモアレの発生があり、基本の画質を損なう側面もあります。
モアレの発生と、プライバシー保護を天秤にかけられる人のみが選べるものだといえそうです。