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iPhoneのバイブレーションパターンを編集する VibEditor

      2015/12/20

iPhoneのバイブレーションは短くて、気づかないことが多いです。

「折角ついとんのやから、もっと景気よく動かさんかい!」と、ニワカ関西人になってしまうことはありませんか。

恐らくAppleの美学から来る制約なのでしょう。

そんなわけで、iPhone用のバイブレーションパターン編集ソフトを作ってみました。

名前は「VibEditor」といいます。そのまんまですね。アイコンは、これ一応ナマズです(笑)。(続きは[MORE]から)

具体的には、「/System/Library/PrivateFrameworks/Celestial.framework/SystemSoundVibrationPatterns.plist」内の「Default」の設定を変更します。

起動すると、「オフ持続時間」、「オン持続時間」、「トータル持続時間」という、分かったような、分からないような設定項目が表示されます。

設定後に再起動をすると、変更が反映されます。

設定項目の意味

初期値は、以下のようになっていると思います。

  • オフ持続時間: 0.1秒
  • オン持続時間: 0.4秒
  • トータル持続時間: 0.5秒

これは一体どういう意味か。

「オフ持続時間」と「オン持続時間」が一つのまとまりで、これが「オン、オフ、オン、オフ……」と繰り返されます。

どれだけ繰り返されるかを決めるのが「トータル持続時間」です。
「トータル持続時間」が経過するまでの間、オン、オフが繰り返されるといった具合です。
何回繰り返すかの直接的な指定はできません。

つまり、デフォルトの設定だと、0.1秒の休みの後に、0.4秒バイブレーションが動作(順序は逆かもしれませんが)。この合計で「トータル持続時間」の0.5秒経過するので、動作はそれでおしまい。
結果として、おなじみのブルっという単発バイブレーションになるわけです。

従って、「トータル持続時間」を長く設定すれば、「0.1秒の休みの後に、0.4秒バイブレーション」が繰り返されるようになります。
仮に、以下のように変更すれば、0.4秒のバイブレーションが2回作動するようになります。

  • オフ持続時間: 0.1秒
  • オン持続時間: 0.4秒
  • トータル持続時間: 1.0秒

間欠動作が気に入らなければ、以下のようにしてみましょう。

  • オフ持続時間: 0.0秒
  • オン持続時間: 1.0秒
  • トータル持続時間: 5.0秒

若干脈動しますが、ほぼ持続的に5秒間バイブレーションが動作するようになります。
もっと小刻みなバイブレーションがお好みなら、以下のようにしてみます。

  • オフ持続時間: 0.1秒
  • オン持続時間: 0.2秒
  • トータル持続時間: 4.0秒

初期値よりもピッチの早い間欠動作になります。

履歴

  • 0.2-4 2010.07.17 パッケージ修正

動作環境

iPadでは動きません(そもそもバイブレーター付いてないし)

  • iPhone OS 3.0
  • iPhone OS 3.0.1
  • iPhone OS 3.1
  • iPhone OS 3.1.2
  • iPhone OS 3.1.3
  • iPhone OS 4.0
  • iPhone OS 4.0.1 (未確認)

既知の問題

  • バイブレーションを止める方法は無いので、あまり長いバイブレーションに設定すると、特に電話をしているときに困ると思います。バイブレーションが動作している間、ほぼほぼ相手の声が聞こえなくなります。

インストール

インストールは、いつものNew野良リポジトリから「VibEditor」で検索してください。

無保証、無サポートです。

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