まだハック可能?PQI Air Cardの新ファームウェアV147人柱レポート
2015/12/20
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2015/12/20
もくじ
ひとりぶろぐのmoyashi (@hitoriblog) です。
PQI Air Card大好きです。
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ひとりぶろぐ » PQI Air Cardが見違えるほど使いやすく!代替アプリAirPict for PQI Air Cardが登場
その大好きなPQI Air Cardのファームウェア新バージョン、V147が2013年02月04日にリリースされていました。
V147でのアップデート内容は説明が無く判然としません。いろいろ試してみたい所存。(続きは[Read More]から)
PQI Air Cardといえば、OSにLinuxを採用し、ハック可能な作りがチャームポイント。
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デフォルトでtelnet、ftp、httpの各サーバがPQI Air Card上で動作しているのが魅力なわけですが、得てしてこうしたファームウェアアップデートでは公にうたっていない機能をつぶして来がちです。少なくともTrek Flucard Proではそうでした。
その辺りが気がかりでアップデートに踏み切れない人も多いのではないでしょうか。
ということで、PQI Air Cardを皆様に先駆けアップデートしてみました。
まずは、ポートスキャンして起動中のサーバを確認。
MacBook-Pro:~ hoge$ nmap 192.168.1.1 Starting Nmap 6.01 ( http://nmap.org ) at 2013-02-06 04:51 JST Nmap scan report for air.card (192.168.1.1) Host is up (0.028s latency). Not shown: 997 closed ports PORT STATE SERVICE 21/tcp open ftp 23/tcp open telnet 80/tcp open http
以前と変わりません。ftp、telnetでのログインを確認。
ハッキングをする際のエントリポイントになるautorun.shを設置してみました。
# ls AVF_INFO DCIM MISC autorun.sh hoge.txt # cat autorun.sh #!/bin/sh date >>/mnt/sd/hoge.txt sync; sync; sync # cat hoge.txt Sun Jan 1 00:00:04 UTC 2012
ちゃんと動いています。
僕のカメラはSIGMA DP2 Merrill。高速なメディアとの相性に悩まされていました。
ひとりぶろぐ » SIGMA DP2 Merrill+PQI Air Cardで使えるClass10のmicroSDHCカード調査結果
アップデート後、その辺りの事情に変化はあるでしょうか?
アップデート前はカードエラーが出て使えなかったTOSHIBA EXCERIA SD-C32GR7WA3 (Class10 32GB)。アップデート後もダメ。
アップデート前はカードエラーが出たり出なかったり。安定して使うには上記ページで紹介している裏技が必要なSanDisk Extreme Pro (Class10 16GB)では? やっぱりカードエラーが出ました。依然として裏技が必要です。
今回のV147、少なくともDP2 Merrillにおいては、メディアとの相性における進展は無さそうです。
現状維持といった感じですが、台無しになってしまうよりはいいかな?