紛失が怖いLightning − Micro USBアダプタ、激安パチもんの大量買いで楽になれた
2016/03/04
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2016/03/04
もくじ
Micro USBケーブルをLightningケーブルに変換できるLightning – Micro USBアダプタ。
中指の爪ぐらいの大きさしかありません。
これと、Micro USBケーブル一本を持っていれば、Micro USB端子を持った機器、Lightning端子を持った機器のどちらにも対応できるので、その利便性は確か。
特に、持ち歩きに適したリトラクタブルケーブル(くるくるケーブル)との組み合わせには、大きなメリットを感じます。
しかし、Lightning – Micro USBアダプタは、その小ささから容易に紛失してしまいそうです。
そして、このLightning – Micro USBアダプタ、Appleの純正品は結構高いのです。2014年6月現在の実勢価格が1,480円。
こんな性質から、Lightning – Micro USBアダプタの取扱いには緊張感が伴います。プレッシャーから、外に持ち出すのを諦めた人もいるのではないかと思います。(続きは[Read More]から)
僕も、なくしたらショックだなぁ、と外に持ち出さなくなっていましたが、Lightning – Micro USBアダプタのパチものが登場していて、しかも純正品に匹敵するぐらい小さく、そして純正品とは比較にならないほど安くなっていることに気づきました。
その値段たるや、一つ100円以下。
無論、これで純正品と同等の品質が保証されているわけでなく、将来のOSで不動作になるリスクもあります。
Amazonのレビューを見る限り、不良率も結構高いようです。しかし、不良率20%と仮定、5個買って一つ不良だったとしても1個100円ですから、それで全然構わない気がします。
そこで、5個買ってみました。僕は1個94円のときに注文。5個買っても送料込みで470円でした。発送はメール便でしょうし、受け取りも楽なはずです。
届いた5個の「iPhone5 Micro USB変換アダプタ (keitai-converter-white)」たち。
やはりメール便での発送だったので、ポストへの投函という形で受け取れました。
初期のLightningケーブルのパチもんにあったモッサリした大きさは今はなく、パっと見には純正品との大きな差を見い出せないぐらいです。
「iPhone5 Micro USB変換アダプタ (keitai-converter-white)」(左)は、USBのマークの大きさ、位置が純正品(右)と異なります。
「iPhone5 Micro USB変換アダプタ (keitai-converter-white)」(左)の方は、純正品(右)よりやや高級感に欠ける樹脂を使っています。また、「iPhone5 Micro USB変換アダプタ (keitai-converter-white)」の方は、内側のシェルに灰色の樹脂を使っているのが最も分かりやすい外観上の差異になっています。
さて、買った5個の「iPhone5 Micro USB変換アダプタ (keitai-converter-white)」(以下パチもんアダプタ)、全部良品でしょうか?
2016年3月追記: iOS 9.0.2でも動いたので、環境情報をアップデートしておきました。
iPhone 5s(iOS 9.0.2)をリトラクタブルケーブル+パチもんアダプタを介してMacBook Proに接続、iTunesで同期が始まるかどうかをテストしてみました。
ちなみに、Amazonのレビューによれば、iOS 7.1.1でも動作しているようです。
このパチもんアダプタのiPhone 5sのLightning端子への刺さり具合ですが、パチもんにありがちなキツキツ感はなく、純正品に近いクリック感があります。iPhone側のLightning端子がユルユルになってしまう心配をする必要はなさそうです。
一方で、Micro USB側の刺さり具合は、やや違和感あり。きつさ、刺さりが浅い感じがあります。
最初にテストした1個、いきなり動かずw やっぱりかw 全く接続されていないかのように、iPhone 5sもiTunesも無反応。
残る4個をドキドキしながらテストしたところ、幸運にも残りは良品。充電のみならず、同期もできます。検品の結果、4個良品、1個不良品でした。
初期不良品は、販売元に送料先方負担で送り返すと良品を送ってもらえるそうですが、たかだか1個94円のものに発送の手間をかけるのはコストに合いません。
470円で良品4個入手できたのならよし、ということで交換対応の権利は放棄し、動かないものは捨てました。品物といっしょに返品対応の規定について書いた紙が入っていますから、不良品の発生を前提としているような感じですね。
やはり、不良率20%ぐらいと考えておいた方がよさそうです。
このパチもんアダプタを使うと、どれぐらいの電流が流れるでしょうか? USB電流計で確かめてみました。
USBバッテリーはcheero Power Plusを使用、2.1A端子を使いました。
まずは、リトラクタブルケーブル+パチもんアダプタの組み合わせ。約760mA流れました。
リトラクタブルケーブル+純正品の組み合わせ。約810mAと、パチもんアダプタより少し電流を多く通しました。
iPhone 5s付属のLightningケーブル。890mA〜910mAぐらいと、リトラクタブルケーブル+アダプタの組み合わせより、より多くの電流が流れました。
よく素性の分からないMicro USBケーブルで試してみたところ、アダプタが純正品でもパチもんでも、300mAh以下と、少ない電流しか流れませんでした。ケーブルによっては、そんなこともあるんですね。
このケーブルで最初にパチもんアダプタを試して「ヤベー!やっぱパチもんヤベー!」とビビりましたわ。
@sei_n 氏から、X線写真の提供を受けましたので掲載致します。本物より随分簡単な構造になっていますね。これで同じ働きをするというのが不思議な感じです。
1500円の本家アダプタとは中身の充実度がだいぶ違ってる90円の
— Sei (@sei_n) June 22, 2014
「Lightning − Micro USBアダプタ、激安パチもん」 全部通電大勝利w
@hitoriblog pic.twitter.com/e1yW0uRgBp
ちなみに、Apple Lightning 30ピンアダプタのX線写真はこちらにあります。
Apple Lightning 30ピンアダプタが、なぜ高いのか納得できる一枚の画像
やはり、純正品とは微妙な差異があるのか、流れる電流が少し少ない、Micro USB側の刺さり具合の気持ちよさが今ひとつというところはあるものの、曲がりなりにもちゃんと使えるLightning – Micro USBアダプタを4個470円で入手できて満足です。