品切れ中のモバイルバッテリcheero Power Plus 3が再販を開始したのでベンチマーク掲載
2016/12/19
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2016/12/19
もくじ
cheeroの主力製品cheero Power Plusシリーズの最新バージョン、cheero Power Plus 3。1次、2次ロット合計20,000台が瞬殺で完売。
再販分が本日2014年12月22日12:00から通常価格3,480円で販売開始。
cheero Power Plus 3はLEDライトこそなくなったものの、軽量化と大容量化を同時に実現しており、順当な進化を遂げています。
弊ブログではデータだけ取ってまだレビューを書いていませんが、参考までに要点を下掲します。すべて実測の数値です。
機種 | 実質の容量(5V) | ゼロ〜満充電までの充電時間 | 1分当たり充電容量 (入力) |
---|---|---|---|
cheero Power Plus 3 | 10,900mAh | 402分 | 27.11mA |
cheero Energy Plus | 9,640mAh | 590分 | 16.33mAh |
cheero Power Plus 2 | 8,520mAh | 636分 | 13.39mAh |
cheero Tough 9000mAh | 7,390mAh | 308分 | 23.99mAh |
実質の容量10,900mAh ÷ セルの容量13,400mAh = 0.81で、効率は81%。昇圧回路の効率は、cheeroのいつもの水準。
(弊ブログのいつものUSB接続 充電容量チェッカーを使ったベンチマークにて)
入力が2Aになって、自分自身への充電が著しく早くなっています。2AのACアダプタで充電時、同じく入力2Aのcheero Tough 9000mAhをも上回るスピードで充電できています。
cheeroから防水・防塵のアウトドア向けモバイルバッテリcheero Tough 9000mAhが登場
ただ、充電電流が0mAになってからLEDの点滅が消えるまで27分ほどタイムラグがあり、402分、27.11mAというのは0mAになった瞬間を充電完了とみなした場合の数字です。
cheeroのこの辺りの制御はいつも見事で、電流が0になった瞬間にLEDの点滅が終わるのですが、この機種だけはそうなっていません。
充電が終わっていないのにLEDの点滅が終わってしまうモバイルバッテリよりは全然いいですが。
LEDの点滅終了を基準にすると、1分当たりの充電容量は25.46mA。これでも、cheero Tough 9000mAhを上回るスピード。
cheero Power Plus 2との比較、実質の容量を基準に、1分当たりどれだけ充電できたかで言うと、cheero Power Plus 3はcheero Power Plus 2の2倍速になります。
これまでパワーウェイトレシオで優位を誇ってきたcheero Energy Plusの1グラム当たりの実質の容量は、9,640mAh ÷ 275グラム = 35.05mAh。
cheero Power Plus 3の1グラム当たりの実質の容量は、10,900mAh ÷ 245 = 44.48mAで、cheero Power Plus 3は、重量上優位なはずのリチウムポリマーバッテリを搭載したcheero Energy Plusを、パワーウェイトレシオで約27%も上回ります。
いつも、モバイルバッテリのパワーを計る際に、ほぼバッテリ残量を0にしたiPad 3を接続して、どれぐらい電流が流れるかを見るのですが、今回初めて2Aを突破しました。
これは、Apple純正のACアダプタをもわずかながら凌駕します。今回、2.1A→2.4Aに出力がパワーアップしていますが、こいつはダテじゃありません!
cheero Power Plus 3は、cheero歴代最強のモバイルバッテリ。それが数字からも裏付けられました。