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2〜3千円で買えるように!iPhone 4/4S用ケース一体型キーボード特集

      2016/03/16

以前は1万円近く払わないと買えなかったiPhone 4/4S用ケース一体型キーボードがいつの間にか随分安くなっていて、今や、中古で千円台、新品で2〜3千円も出せば買えてしまいます。軽い驚きを覚えました。

iPhone 4S用として開発されたケース一体型キーボードはまだ無いようですが、左サイドのボタンの位置がケースと若干干渉しつつも使えるようです(続きは[Read More]から)ケース一体型キーボードは皆無だった昔、こんなエントリを書きました。

iPhone一体型昭和Bluetoothキーボード作ってみた | ひとりぶろぐ iPhone一体型昭和Bluetoothキーボード作ってみた | ひとりぶろぐ

どんなにフリックに慣れても、やはり長文を書こうと思うと、ハードウェアキーボードが欲しくなるものです。

iOSは、下掲の通り意外とキーボードへの対応度が高く、キーボードがあるととても能率が上がります。

キーボードショートカットが使える以外にも、画面からソフトウェアキーボードが消えるので、広々とした画面でテキストを編集できるというメリットも享受できます。

フリック入力がいかに速かろうと、カバーできないポイントです。

iOS 4.0で使えるキーボードショートカット一覧

WindowsキーはCommand、AltはOptionと同等
Command+Space: 最初の1回でキーボード切り替えインジケータ表示、次の1回からキーボードの切り替え
Command+A: 全選択
Command+C: コピー
Command+X: カット
Command+Z: 取り消す
Command+Shift+Z: やり直す
Command+V: ペースト
Command+↑もしくはCtrl+↑: テキストの先頭にジャンプ(Home)
Command+↓もしくはCtrl+↓: テキストの末尾にジャンプ(End)
Command+←もしくはCtrl+←: カーソルを行頭に
Command+→もしくはCtrl+→: カーソルを行末に
Shift+→, Shift+←: 選択範囲作成
Shift+Command+←もしくはShift+Ctrl+←:行頭まで選択
Shift+Command+→もしくはShift+Ctrl+→:行末まで選択
Option+←: 行頭方向へ単語単位ジャンプ
Option+→: 行末方向へ単語単位ジャンプ
Shift+Option+←: 行頭方向へ単語単位選択
Shift+Option+→: 行末方向へ単語単位選択
Ctrl+A: カーソル行頭ジャンプ
Ctrl+E: カーソル行末ジャンプ
Ctrl+F: カーソル右
Ctrl+B: カーソル左
Ctrl+K: カーソル以降削除
Ctrl+JもしくはCtrl+M: 改行
Ctrl+H: バックスペース
Ctrl+I, Tab: タブ
Tab: フォームで次へ進む
Shift+Tab: フォームで前へ戻る

Amazonで買えるiPhone 4/4S用ケース一体型キーボードには何種類かあります。

  • iBUFFALO BSKBB07BK(黒) / BSKBB07WH(白)
  • FS-BKB-IPH300
  • BoxWave Keyboard Buddy Case (同型でSLKCFIP4)
  • BoxWave Keyboard Buddy Case 3rd Version
  • NUU MiniKey
  • BoxWave Keyboard Buddy Case(縦型)(同型で400-SKB022、EEA-SKB022)

このうち、NUU MiniKey、BoxWave Keyboard Buddy Case 3rd Version、BoxWave Keyboard Buddy Case(縦型)にはまだ現時点で6,000円以上の値段が付いているので、選択肢からは外れてくるでしょうか。

結論から言うと、iBUFFALO BSKBB07BK / BSKBB07WHがいいですね。僕もこれを注文しました。

iBUFFALO BSKBB07BK / BSKBB07WH

BSKBB07BK 01

iBUFFALO BSKBB07BK / BSKBB07WHには、Command, Option, Control, Tab, Capsと全部あります。上掲のキーボードショートカットを使うためにも、これらのキーは必要です。

Shiftが左右にある点も、運指に無理が出ないのでポイントが高いですね。

さらに、キー間の隙間が広めでパーフェクト!

ただ、その代償として、数字はfnを押しながらの入力となります。ちょっとキータッチが固いのが気になるかもしれません。

FS-BKB-IPH300

FS BKB IPH300

FS-BKB-IPH300は、他のものと異なり回転式であることからキーボードサイズが大きいというメリットがありますが、大きい割にTabが独立でなかったりと、気になるポイントも。

BoxWave Keyboard Buddy Case

BoxWaveKeyboardBuddyCase

BoxWave Keyboard Buddy Caseは、BSKBB07BK / BSKBB07WHより現在の実勢価格で1,000円程度安いですが、Commandキーなどが無いのが痛いですね。

キー間の隙間が小さい上にフラットなので、見ないと打てないでしょう。

BSKBB07BK / BSKBB07WHと違って、数字が直接タイプできるというメリットがあります。数字をよく打ち込む場合は、こちらの方がいいかもしれません。Shift+数字で入力する記号の位置がASCIIキーボード準拠な点もポイントでしょうか。

しかし、この安さには惹き付けられるものがあります(笑)。デザインも、なかなか格好いいですね。

サンコーからもSLKCFIP4という型番で発売されています。

BoxWave Keyboard Buddy Case 3rd Version

BoxWaveKeyboardBuddyCase3rd

(2011.12.06追記)BoxWave Keyboard Buddy Caseの新バージョンです。

これが出るから旧型が安くなっていたのですね。

新型にはCommandキーとAlt(Option)キーが追加。ControlとTabが見当たりませんが、Commandキーが左右にあります。

右にもCommandキーがあるので、コピー&ペーストの操作は一番やりやすいといえます。(左手: X, C, V 右手: Command)

また、旧型と異なり数字の直接入力はできなくなり、BSKBB07BK / BSKBB07WH同様fnを押しながらの入力になっています。

旧型がキー間に隙間を設けていなかったのに対し、新型はBSKBB07BK / BSKBB07WHのように、キートップを小さくし、キー間に隙間を設けています。これは打ちやすさに貢献しそうです。

そして、何とバックライト搭載!

ただし、新型ということで、まだお高いですね。(2012.01.04更新)安くなりました。

しかし、BSKBB07BK / BSKBB07WHにはキータッチが固いというウィークポイントがあるので、キータッチ次第では検討の価値があるかもしれません。Controlさえあれば……。

Controlが無いとできなくなることは「Ctrl+K: カーソル以降削除」だけですけどね。

同型が「AIR SLIDE KEYBOARD CASE 2」という名前で安価に出回り始めました。レビューを書いています。

iPhone 4/4S用ケース一体型キーボードBOXWAVEの3rdバージョンがイイ | ひとりぶろぐ iPhone 4/4S用ケース一体型キーボードBOXWAVEの3rdバージョンがイイ | ひとりぶろぐ

NUU MiniKey

Nuu minikey

NUU MiniKeyという機種もあります。BoxWave Keyboard Buddy Case 3rd Version同様、バックライト付き!

BoxWave Keyboard Buddy Case同様キー間に隙間がありませんが、少しくぼみが作ってありますね。

BoxWave Keyboard Buddy Caseよりも打ちやすい可能性がありますが、いずれにせよこの分野では2〜3千円が中心価格帯となっている以上、俎上には上がりにくいですし、BoxWave Keyboard Buddy Case同様キーが足りません。

これを買うぐらいなら、BoxWave Keyboard Buddy Case 3rd Versionでしょう。

BoxWave Keyboard Buddy Case(縦型)

BoxWaveKeyboardBuddyCaseVertical

BoxWave Keyboard Buddy Caseの縦型も流通し始めました。

縦位置で使う珍しいキーボードで、その姿はBlackBerryのようです。

BSKBB07WHを買ってみて分かったのですが、意外と横位置に対応しているアプリケーションは多くありません。

縦位置に対応していないアプリケーションのことを心配する必要はありませんから、その点では汎用性が高いといえます。

ただ、キーボードを接続しても、ソフトウェアキーボードが消えないアプリケーションがチラホラ……。

これは、サンワダイレクトの400-SKB022、イーサプライのEEA-SKB022のOEM元ということですね。

しかし、レビューが悪いですね……。安ければ、ちょっと試してみたいですが。

片手で使うために、fnキー、Shiftキーのロックが付いているなど、気になるポイントがあります。どうせなら、Commandキーのロックも付けてくれればいいのに。

3,000円台になったら試してみましょうか。

ちなみに、このキーボードはUSB充電ですが、充電するためには専用のケーブルが必要というデメリットがありますので注意してください。

現時点での総括

Command, Option, Control, Tab, Capsと全部あるのはiBUFFALO BSKBB07BK / BSKBB07WHのみ。

キータッチが固いこと、一部機種にあるバックライトが無いことが気になるといえば気になりますが、現時点でどれを買うかといえば、やはりBSKBB07BK / BSKBB07WHでしょう。

BoxWave Keyboard Buddy Case(縦型)も物欲しそうな目で見てしまいますが、ATOK Pad、WriteRoomのような横位置に対応したエディタで集中して作業するために使えれば十分なので、横位置で使うキーボードでいい、というのが現時点での結論です。

その後、新型のBoxWave Keyboard Buddy Case 3rd Versionを買いました。

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