凄く楽しかった奥多摩・氷川キャンプ場でのテント泊と奥多摩トレッキング
2016/03/24
価値ある情報をユーザー視点で発信するブログ
2016/03/24
もくじ
ひとりぶろぐのmoyashi (@hitoriblog) です。
少し前の2013.7.14〜15のことですが、自転車熱からキャンプ熱に飛び火して、奥多摩・氷川キャンプ場にテント泊のキャンプをしに行ってきました。
実は、僕にとって初めてのテント泊のキャンプ。キャンプ道具を買いそろえてのチャレンジです。
BROMPTONでのテント泊のキャンプ、というフルコースへの挑戦の前に、勝手の分からないテント泊のキャンプを味わってみようと思ったのです。このような背景があるため、車は使わず、徒歩で行ってきました。
氷川キャンプ場は、JR青梅線・奥多摩駅から徒歩10分程度。
駅からとっても近い! 装備が多少重くても、10分ほど我慢すればいいだけ。駅から近いとはいっても、テントサイトは多摩川上流の河原で雰囲気たっぷり。
選定は、初キャンプゆえに初心者向けのキャンプ場をと求めた結果です。
駅から近く、駅周辺にはスーパー、精肉店、青果店、豆腐屋、魚屋などがあります。
さすがに遅くまではやってませんが、氷川キャンプ場に行く道すがら、あるいはテントの設営を終えてからといった感じで買い出しにいけばOKです。
少し日光街道を奥多摩湖方面に歩けば、コンビニが2軒。
民宿がたくさんあり、万が一のときの宿泊施設にも困りません。
温泉が少し歩いたところにあり、汗をかいても温泉に浸かればさっぱりリセット。
極端な話、持ってきたキャンプ装備を駅のロッカーに置いても、普通に泊まっていけるような場所です。
こういうバックアップ体制のおかげで、安心してキャンプができました。(続きは[Read More]から)
氷川キャンプ場は「何でもある系」とのことで、設備が充実しています。
たくさんのロッジ、バンガロー。
バーベキューハウス。
水場。スポンジはあるものの、洗剤は持ち込む必要あり。でも、そのまま多摩川に流れるかもしれませんから、こういう場所だけに洗剤はできるだけ使わないか、ヤシノミ洗剤を使った方がいいですね。
トイレ。水洗です。
シャワー(有料)、カフェ、売店、駐車場もあります。そして、水場の前の河原がフリーサイトのテントサイトになっています。
フリーサイトゆえに場所取りは早い者勝ち。木陰のいい場所は、勝手知ったる感じの人たちが設営したテントで占められていました。
氷川キャンプ場のテントサイトは予約ができないので満員を危惧していましたが、10時半ぐらいの入りだったものの大丈夫でした。テントサイトは1人1日700円。受付でお金を払うと針金の付いた札をもらえるので、それを自分のテントにくくり付けます。
14時ぐらいから日帰りのデイキャンプ組が帰り始めるので、空いたところで設営する手もあるかと思います。僕が行った日で言えば、午前中設営しているタープ、テントの半分以上はデイキャンプ組のもので、夕方には半数以下になってまばらでした。
ただし、一等地の木陰はプロが設営しているので空かないと思いますw ちなみに、奥多摩駅に近い昭和橋の方は、テント設営禁止です。
次々とテントが設営されていくので、急ぎテントサイトの入り口からできるだけ近い場所にテントを設営。
テントはモンベルのクロノスドーム2型。初テント、初設営で超テンションが上がる!
クロノスドームは設営が非常に簡単。フレームは等長の短いものが三節棍のようにゴムロープでつながっており、中央の十字型のジョイント部分を持ってカシャカシャ振っていると勝手にシャキンシャキンと合体していき、あっという間に十字形のフレームになってしまいます。
十字フレームをしならせながらインナーテントの四隅の穴にはめ、フレームを立ち上げて、フレームの弧に沿ってパチンパチンとインナーテントに付いているフックをはめていくとインナーテントは完成。
上にフライシートをかぶせ、インナーテントの四隅に付いているゴムのループにフライシートに付いているフックをテンションをかけながらひっかけ、周囲のペグ打ちをしたら完成。夏でも結露はあるそうなので、インナーテントとフライシートの間に空間ができることを意図し、フライシートがピンとなるようにペグを打ちました。
河原なので岩や小石に阻まれ思ったところにペグが打てず、打てても砂地なのですぐ抜けてきてしまいます。ペグを打った後、岩をいっぱい乗せて補強しました。初めてということもあって、ペグ打ちには苦労しました。
仕上げに、暗くなってからではやりづらかろうと、明るいうちに天井からLEDランタンをかけておきました。USBからの充電もできる、LOGOSの電球色の四電源LEDランタン。cheero Power Plusがあれば、無限に点灯させられます。
テントの選択は悩みに悩みました! 自転車BROMPTONでのソロキャンプに使いやすいものを考えており、できるだけ軽いものがよかったのですが、真夏の使用を考慮し、通気性のよいもの。また、前室にBROMPTONを収納することを考慮して、前室がそれなりに広いもの。
BROMPTON純正T-Bagに横に入るものを、ということで仕舞寸法にも注意を払いました。クロノスドーム2型はペグ含む重量が2.45kg。仕舞寸法43cm。T-Bagに横にして入れることができます。
ひとりぶろぐ » 折りたたみ自転車BROMPTONにフロントキャリアブロックとTバッグ( T-Bag )を導入
上からテント本体、フレーム、グランドシート。
専用のグランドシートもそろえました。テントの下に敷くシートです。今回、雨に降られたのですが、ヨゴレはグランドシートに集中したため、テント本体はほとんどきれいなままで、撤収時、非常にありがたかったです。
ちなみに、クロノスドームには黄色いものもありますが、黄色は蟲が寄ってくることを懸念してやめました。
テントの設営、荷物の整理が終わってみれば、もうお昼です。
こんなテント一張でも、帰るべきところができた気分で、何となく心強いのが面白い。テントの設営を終えて落ち着き、やることがなくなったので散策に出かけることに。
バックパックに小さい散歩用のカバンをハーネスで合体させていたので、そちらに貴重品を移し、身軽になって出発。テントと荷物をキャンプ場に残して離れるのがちょっと心配でしたが、そうするほかありませんしね。
奥多摩駅に戻ると、駅前から奥多摩湖行きのバスが出ているのを発見。
バスに飛び乗って奥多摩湖へ。奥多摩湖へは、奥多摩駅から6.3kmほど。奥多摩湖に向けて200mほどの登りとなります。今回は徒歩ですが、BROMPTONで来ていたら、バスで奥多摩湖まで輪行して、帰り道をBROMPTONで楽しんでいたでしょう。
ダムはいい、リリンが生み出した文化の極みだよ。おなかが減ってしまったので、コッヘル、バーナーなど用意してきた割には、奥多摩水と緑のふれあい館でアッサリ外食。自炊は一回休み。
ダムを歩く時はね、誰にも邪魔されず自由で、なんというか、救われてなきゃあダメなんだ。独りで静かで豊かで……。
谷風がダムに衝突して出来る上昇気流をとらえて、ツバメがホバリングしていました。人間も、こんな風に風をはらんで飛べたらね。
奥多摩湖から、氷川キャンプ場への帰りは徒歩で。「奥多摩むかし道」の存在を知らず、411号を歩いてきてしまいましたが、ダム建設のために作られた水根貨物線の廃線跡が醸す情緒もあり、車がバンバン通るのを除けば、それなりに楽しく。
戻ってきました氷川。ざっと2時間半の散歩道。この辺りに住んでいる方は、どんなお仕事されてるんですかね? 林業?
キャンプ場に帰る道すがら、奥多摩駅周辺の青果店、三河屋(外観前出)でスイカをゲット。段ボールが「ダンボー」トレス疑惑。
奥多摩湖からの散歩より戻ると、もう16時。スツール、テーブルなどを出して、宴の準備。周辺のオートキャンパーと比較して、めちゃくちゃ質素です。まずはスイカから平らげる。スイカの種を、いかに遠くまで飛ばすか試行錯誤。外で食べるスイカはやっぱりウマイ。種を飛ばすところまでがスイカですね。
少しテント内で昼寝をして、日が暮れる前にと夕食の準備。今度はコッヘルで作ります。食器、クッカーは下ろしたてなので、使う前に一度水場で洗う。
家から持ってきたズッキーニを刻み、スープの素を溶かした汁で煮始める。
フリーズドライのトムヤムクンスープをズッキーニの中に投下。
グツグツ煮立ったら、トムヤムズッキーニスープ(謎)の出来上がり。
ある程度食べたところで、ラーメンを投下。トムヤムラーメンに早変わり!
ラーメンを投下して気分を変えたところで、川縁に移動してラーメンをすする。川メシはいい、リリンが生み出した文化の極みだよ。
デイキャンプ組のうるさい奴らが帰って、テントサイト前の多摩川を独り占め。都会と違って、日が沈むと涼しい谷風が吹いてきて過ごしやすくなります。
多摩川上流の水は、足が麻痺するほど冷たい!
氷川キャンプ場はほんとにいいところ。気に入りました。第二の故郷だと言う人がいましたが、僕も同じ気持ちです。こんなところに都心から2時間もあれば来れるなんて。なぜ来なかった?
日が暮れ19時を回ったので、閉まってしまう前にと温泉に出かける。近くに、奥多摩温泉 もえぎの湯があります。
もえぎの湯に到着。入場規制がかかっていて、入り口前の駐車場の辺りで整理券を手渡されました。氷川キャンプ場より、もえぎの湯により近い川井キャンプ場の人も、もえぎの湯を訪れるようで、混み合うのです。
入浴料は大人750円。しかし、タオル、バスタオルなどは提供されず、必要な場合は、購入する必要があります。ホテルでの宿泊に慣れていてタオルなしは正直予想していなかったので、小さいタオルを購入。200円。20時になると場内の施設が閉まりだすので、温泉を楽しみたければ18時台には行った方がよさそうです。
もえぎの湯は露天風呂もある立派な温泉で、すっかりいい気分。暑い中のテント設営、散歩で汗をかいてドロドロになっていたので生き返りました。
帰り道、氷川キャンプ場を山側からのぞくと、キャンプファイヤー、ランタンの暖かで小さな灯りで人々の営みが照らし出され、まるでホビットの村であるかのようです。
昼間の暑さがこたえ、また温泉上がりということもあり、冷たいものが欲しくなったのでコンビニへ。近所のデイリーマートは東京都の最西端にあるコンビニとのことです。22時に閉まります。
完全に日が落ちて真っ暗になったので、LEDランタンの性能テストを兼ね、川縁まで出ていって、買ってきたアイスを食する。
ひとりぶろぐ » キャンプ用のランタンとしてBlack DiamondのApolloを購入
フラットな配光を誇るランタンの性能には満足したものの、走光性の蟲が寄ってくるので、ランタンを少し離れたところに移動。陽炎、羽虫、逆走光性のはずのハサミムシなどがランタンに集まってきます。ちょっとゾクっとする……。
テントに入り、蟲が入らないように入り口を閉じたところでテント用のランタンを点灯。さらに、さっき使ったApolloもついでに点灯w すげー楽しい。まだテント内は少し暑いので、テント入り口と、奥のベンチレーターをメッシュにして、風が通るように。蟲を遮り、風を通す。二重構造様様です。
インフレータブルマットのモンベル U.L.コンフォートシステム エアパッド150の上に横になり、iPhoneをポチポチいじっていると眠くなってきました。
氷川キャンプ場はSoftBank圏内。ただし、ちょっと通信速度は遅いようです。
まだ22時前ではあるものの、やることもないし、寝てしまうことに。この時間はもう気温は体感26〜27度といったところで、十分涼しい。
周囲のテント泊勢はまだまだ遊ぶつもりのよう。うるさいので、こんなこともあろうかと用意しておいた耳栓をします。
ひとりぶろぐ » かなり安くなってた!シリコン粘土耳栓MACK’S Pillow SoftのEarplugsを補充
慣れない環境でたびたび目が醒めながらも、いつしか熟睡。
3時ぐらいに寒くて目が醒める。気温は恐らく23〜24度ぐらい? 昼間は30度を超える暑さでも、夜は冷え込むのですね。事前に調べていたから知ってましたが。この暑さなら必要なかろうと脇に置いておいたシュラフ、モンベル U.L. スーパースパイラル ダウンハガー♯3を圧縮袋から出して掛け布団に。これがなかったら、このまま朝まで眠れなかったでしょう。
朝方5時、6時に雨が降ってきました。フライシートに当たる雨粒の音でそれを知る。初のテント泊でついてませんが、テント内は至って快適。起きた7時ごろにはやんでいて幸運でした。撤収に備え、フライシートに残る水滴をタオルで拭っておきました。インナーテントは全くもって無事。
起きたら炊事。久々に人間らしい朝を迎えます。ご飯を炊くため、水場で水筒に水を汲んで準備。
浸水30分の後に、ユニフレームの山クッカー角3型の大きい方のなべで炊きます。
少し火からおろすのが早かったか、少し芯が残ってしまいましたが、十分食べられます! 感動!
お米は、玄米入りの無洗米。お米が大好きな僕でありますが、これに変えてから結構痩せました。
ご飯は蒸らしに入るので、山クッカー角3型の小さい方でお湯を沸かします。
フリーズドライのみそ汁を、スノーピークのチタンシェラカップにコロン。
お湯を注いでみそ汁の出来上がり! 何でもかんでもガチで料理する必要はないですよね。
紙皿に蒸らしを終えたご飯を盛って、いなばのタイカレー缶をかけて朝ご飯の出来上がり! 自然の中で食べると、いつにも増しておいしいです。
日が昇ってきて、テントサイトに日が差してくると、気温がグングン上がってきます。雨に濡れたテントのフライシートに日光を当て、ほどほど乾いたところで撤収開始。
9時半には氷川キャンプ場を後にしました。
日が昇ってくると、テントサイト脇の水が深いところで水遊びが始まります。
撤収作業で汗をかいてしまったこともあるし、水着を持ってきていれば、いっしょにやりたかったなぁ……。反省材料です。
テント撤収後はノープラン。そのまま帰る選択肢もあったのですが、晴れて絶好の天気に恵まれたので、トレッキングをする気になりました。
キャンプ道具の大荷物を持ったままトレッキングは「ねーわ」ということで、奥多摩駅の駅員さんに頼み、駅舎内にあるコインロッカーに荷物を入れさせてもらい、再び身軽モードに。
奥多摩駅駅前の奥多摩町観光案内所でモデルコースを見せてもらい、あまりハードでない「大多摩ウォーキングトレイル(古里〜氷川)」をチョイス。コースは「古里〜氷川」となっていますが、氷川スタートなので「大多摩ウォーキングトレイル(氷川~古里)」です。
奥多摩町観光案内-奥多摩トレッキングコース-大多摩ウォーキングトレイル
大多摩ウォーキングトレイル(古里~氷川) …
実際のログは以下。RunKeeperでしか記録していなかったので、RunKeeperのWebサイトから当該のアクティビティのKMLをダウンロード、Google Mapsにアップロードしました。KMLをダウンロードできるようになっているんですね。初めて知りました。
古里で電車に乗った後のログも取ってしまったので、その部分はmyTracksで削除しました。
myTracks
カテゴリ: Travel
販売元: Dirk Stichling(サイズ: 42.4 MB)
全てのバージョンの評価: (11 件の評価)
東京電力、氷川発電所の辺り。水力発電ですね。
奥手に見えるのが海沢大橋。海澤の辺りです。照りつける太陽の中、さわやかな清流を見て、たまらず足だけ浸かりました。
多摩川を挟んで、411号と平行する道を行きます。奥手にあるのは数馬西トンネル。平成9年竣工の、比較的新しいトンネルです。
カヌー、カヤックをやる人がたくさんいる、閑静な白丸調整池。人工湖。
アース・ガーデンから向こう側の山道は、3.11以降地震による落石が頻発しており封鎖中。411号側に回るほかありません。411号を歩いていると、多摩川側の崖に張り付くように建っている民家の作りに目を見張ります。自家菜園へのアプローチが凄く格好いい。
411号を歩くと、さらに上を通る青梅線の陸橋とも頻繁に遭遇。好きです。トンネル=陸橋=トンネルが萌えます。
落石で仕方ないとはいえ、やや退屈な411号歩きは白丸ダムでいったん終わり。
白丸ダム魚道へと降りていく螺旋階段が刺激的。DARK SOULSの結晶人間前の塔をほうふつとさせます。
とてもすずしい魚道。この辺りはFPSのレベルデザインを思わせます。ゲーム脳ここに極まれり。
魚道から出てきたら、白丸ダムの上を渡り、多摩川の向こう岸へ。写真左のはしごのようなところが、魚にとっての魚道の出入り口です。魚が上ったり下りたりできるようになっているそうです。
山道を進んでいくと、やがて鳩ノ巣渓谷へ。これまたオブビリオンで見たような岩肌の渓谷です。
泳ぎたい欲MAX!持っていたガムテープで前貼りしてでも泳ぐべきだったか。
上から青梅線、411号、鳩ノ巣渓谷と三段構造になっています。
吊り橋を渡るとすぐ青梅線鳩ノ巣駅なので、サクっとここまで来ることができます。
そうこうするうちに、時刻は13時を回り、お腹が減ったので鳩ノ巣渓谷の吊り橋を渡り、411号側へ。鳩ノ巣駅周辺で食事どころを探す。
こじゃれたカフェCAFE & GALLERY YAMABATOを見つけたので、ここにお邪魔することに。
謎のメニュー、そばサラダ。
そしてハヤシライス。そばサラダが意外においしく、自宅で再現したくなるほどでした。ハヤシライスも、ちゃんと自家製の味がしました。アイスコーヒーは、多分紙パックものw でも、なかなかいいお店でした。
鳩ノ巣駅から民宿雲仙屋前の橋を渡り、山の方へ。
やや廃墟が目立つ里山を抜けて山道に入っていきます。
途中にある展望台からの眺め。こういうところでの暮らしもまた、人間らしさに溢れていいものだろうなぁ。
みるみる山深くなり、人一人通れるぐらいの道に。
水音が近くなり、小川を発見。
いよいよ佳境。小さな滝がありました。ここへ来るときに小川をジャンプで渡る必要がありますが、足場の岩で滑って片足がドブンと水没。
山からまた411号に出て、古里駅へ。今日のトレッキング、2日間にわたるキャンプはここで終わりです。
奥多摩駅の構内ロッカーにキャンプ装備を置いてきたので、奥多摩駅に引き返して荷物を取ったら、いよいよ奥多摩とお別れ。
本当に楽しい2日間でした。
今回のキャンプのためにそろえたキャンプ道具を紹介します。
自転車でのソロキャンプにも使うので、できるだけ軽量。設営が簡単。荷物を室内に置きたいので、2人用。BROMPTONのTバッグに収めたいので仕舞寸法が40cm台。通気性がよく、出入り口がメッシュとそうでないものとの二重構造になっていて、冬季と夏期での使い分けができること。寝ている間はBROMPTONを置くので、前室が広めなこと(実際には試せないので、少なくとも、広めだという言及があること)。こんな条件で探して行き当たったのがこれ。
山岳向けテントはとびきり軽いものの、強風に耐えるために流線型が強いデザインになっており、室内、前室が狭い。山岳地帯は年間通して気温が低めであるため、暑さへの対応があまり考えられていなさそうなこと(?)で、山岳向けテントは選べませんでした。
前室が広め(そんなに広くないけど)なツーリング向けテントとなると、クロノスドームに絞られていきます。
モンベル ムーンライトテント、MSR HUBBA HUBBA、MSR HUBBA HUBBA HPなどと迷いましたが、ムーンライトテントは2型(2人用)だとちょっと重い。HUBBA HUBBAはインナーテントがメッシュなのは涼しそうなものの、土埃に弱いという話だったこと。HUBBA HUBBA HPは軽く、独創的なデザインでインナーテントがメッシュでないので土埃も問題ないものの、入り口をメッシュ化できず夏暑くていられなさそうなこと、仕舞寸法が51cmで自転車だと辛そうなことで選べませんでした。
設営時、クロノスドーム 2型の下に敷くグランドシート。ブルーシートでもよかったのかもしれませんが、防水性のあるブルーシートは意外に重い。クロノスドーム 2型の底面の大きさに合わせて切るのが面倒。ピッタリサイズの収納袋が付いていて面倒がない。こうした理由で、やはり純正品を用意しました。雨に降られましたが、これを敷いていたおかげでサクっと撤収できて助かりました。
レジャーシート一枚あれば不要かもしれない贅沢装備で悩みましたが、バイクキャンプをやっている人のブログにあった、「やっぱりあると文明的な生活が送れる」という一言に衝き動かされ、用意することに。
超々ジュラルミン製で200gととても軽量。畳むと平たくなるので、パッキング的にも問題なし。雨に降られ、湿った河原でもこれ一つあればOK。帰りの青梅線で座れなかったときにも活躍。持っていって大正解でした。
並びのありそうなイベントなど、キャンプ以外でも出番はありそうです。
同じくキャンパーのブログに「文化的生活のために」とあったので用意。700gと少し重いのですが、食事時に大活躍。
テントサイトの河原は岩でゴツゴツしていて、レジャーシートでは快適度が低かったでしょう。もう少し軽いといいんですけどね。
エネループ運用。単3電池4本駆動。充電の都合で4本のものを探しました。BROMPTON乗りのキャンプレポートエントリで使っているのを見かけて、よさそうだったので探して買いました。フラットな配光パターン、無段階の光量調整、そして意外に役に立つ三脚でメインのランタンに。
大容量USBバッテリーのcheero Power Plus 2を持っていくので、USB充電できるLEDランタンがあったら便利だろうと探したもの。
アポロより少し暗いものの、USB、ACアダプタ、車のシガーライター、手回しの発電機と4電源で使え、サバイバビリティが高い。光は電球色。
キャンプ場はDQNと隣り合う確率が高いと考え、うるさくて夜眠れないことにならないよう、耳栓を用意。
案の定騒がれましたが耳栓のおかげで難を逃れました。
枕がないと眠れないものの、いたずらに装備重量を増やすのも、と考えていたところ、見つけたのがこれ。
インフレータブルな枕で、総重量はわずか90g。立派に役に立ってくれました。
シュラフは意外に重量物。綿のものは軽く1kgを超えてきます。ここはフンパツしてダウンのシュラフをセレクト。さすがダウンだけあって重量は600g。テントより高いですが……。
最低使用温度は-10度とありますが、表記の気温で快適に眠れるわけではないようで、使えるのは秋まででしょうか。
やはり必需品のマット。マットもまた、気を抜くと1kg以上あったりしますので、インフレータブルなものをセレクト。総重量455g。人の下に敷くものを口で膨らませる必要があるので、さぞかし大変では? と思ってしまいますが、意外と息切れするようなこともなく膨らませることができます。
インフレータブルなものはパンクのトラブルと切っても切り離せず、テント泊の経験を積んだ人はインフレータブルなものから離れていくようですが、とりあえず今回はパンクせず快適に使えました。
超小型軽量のガスバーナーP-153。重量わずか110g。「ヤマノススメ」で知って買いました。小型とはいえ今のところ火力への不満もなく、便利に使っています。
P-153を安定的に使うためにあった方がいい、と @minicube さんに勧められて買ったもの。
ガスバーナーを使う上での必需品。250缶を持っていきましたが、1泊なら110缶で十分でした。
コンビニで入手できるカセットコンロ用のガス缶から、専門店以外では入手しにくいアウトドア用のガス缶にガスを移すことができる便利な器具。一応持っていきました。
水場からテントに水を持っていくときに使うだろうと、水を抜いた状態でバックパックに入れておきました。
水を抜いてあれば、重さ36g。持っていることを意識しなくていいぐらいです。こう見えてかなり丈夫で、何度も繰り返して使えます。
クッカーには無数の選択肢がありますが、四角く、パッキングで無駄が出にくいということを聞いてこれをセレクト。袋麺のインスタントラーメンを割らずに茹でられます。
チタンクッカーも考えましたが、チタンは熱伝導率が低くクッカーとしては使いづらいそうなので、アルミのものにしました。
角があるのでお湯が注ぎやすく、これがあればケトルは不要でしょう。今のところ特に不満はありませんが、フライパン以外もテフロン加工してあれば、よりよかったかな。
クッカーはチタンを避けたものの、食器ならチタンでいいでしょう。マグカップ代わりにも、計量カップ代わりにも、お椀にもなるシェラカップ。チタン製で重さ39.5g。軽くてほとんど持っていることを意識させません。
同じく、クッカーでなければチタンをセレクト。スクーは先割れスプーンよりフォークに近く、麺類が食べやすい。チタン製で重さ16g。チタンなので、ステンレスのように酸っぱくありません。菜箸としても熱が伝わりづらく、使いやすい。
まだ使っていませんが、ミニバーベキューをしようと購入。小さいので徒歩、自転車行動者用のロースターとしてはベストでは。さすがに鉄製ですが、110gと軽量。畳んで少し薄くできます。
これとP-153、110缶、シェラカップ、焼き肉のタレというマイクロバーベキューセットで、近々やらかしたいと思っています。