折りたたみ自転車BROMPTONで、つくばりんりんロードを走ってきた
2017/02/26
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2017/02/26
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輪行大好き、ひとりぶろぐのmoyashi (@hitoriblog) です。
2013.11.3、今日も今日とて折りたたみ自転車BROMPTONで輪行(※)です。
※: 自転車の乗員が自転車を公共交通機関(鉄道~船~飛行機など)を使用して運ぶこと
ひとりぶろぐ » イギリスの折りたたみ自転車BROMPTON購入を決断した2本の動画
今回は、茨城県桜川市にある岩瀬駅から、茨城県土浦市の土浦駅までの40.1kmをつなぐサイクリングロード、通称つくばりんりんロード(茨城県道501号桜川土浦自転車道線)をBROMPTONで走ることにしました。
インラインスケートでロングランしたいなぁと思い続けて結局やらずじまいだったので、積年の思いを晴らす意味もあります。
渋谷駅から宇都宮線直通の湘南新宿ライナーに乗り(写真は渋谷駅構内)、小山駅へ。
小山駅で水戸線に乗り換え。
水戸線で岩瀬駅へ。
岩瀬駅でBROMPTONを展開。
(続きは[Read More]から)
BROMPTONは遠出をして中距離を走るためだけに使っており、勢い坂をのぼることが多くなるため、推進力を稼ごうとビンディングペダルを装備しました。
ひとりぶろぐ » 加速がすごい!登坂がすごい!自転車のペダルに足を固定するビンディング初体験
ビンディングペダルは、折りたたんで輪行をするために取り外しできるものを選びました。WellgoのQRD2版のW-01。
純正の折りたたみ式のペダルから取り外し式のペダルにすると、取り外したときにペダルの置き場に困るかも? でもそれは杞憂でした。
サドル後ろに輪行カバーを入れる袋を取り付けています。輪行中は袋の中に取り外したペダルを。走行中は袋に輪行カバーを入れる。輪行カバーと外したペダルとは入れ違いに袋に入れることになるため、外したペダルの置き場には困らない。
ペダルの落下紛失だけは避けたいので、もうちょっとしっかりした、でも重くないサドルバッグに交換したいですね。
六角のシャフトの向きを合わせながらグイと押し込むとリリースレバーがカチンと正位置に戻り、ペダルが固定されます。QRD2はQRDと違ってリリースレバーまで円形なので、ズボンの裾が引っかからなくていいですね。
今回は両面SPDのペダルを着けてきましたが、片面フラット、片面SPDのWPD-M17Cも持っています。咄嗟の動きが多くなる商店街ではフラット面を上にしてビンディングを外していたいので、こちらの方が……と思ったのですが、使い比べてみようと両方買いました。今回は平坦、ほぼずっと直線の40.1kmを走るだけなので、両面SPDを持ってきました。
ちなみに、以前着けたトーストラップは、付け外しに時間がかかってちょっと不便だったです。
ひとりぶろぐ » 折りたたみ自転車BROMPTONにもビンディングが欲しい!純正ペダルに自作トーストラップを取り付けた
ビンディングシューズはシマノ SH-CT70LGにしました。
陸上のスパイクシューズのような、あるいはゴルフシューズのようなデザインが多いビンディングシューズ。できるだけスポーツシューズのようなデザインのものを選びました。
言われなければビンディングシューズだとは分からないかも。
クリートの前後位置は、拇指球と小指球の間がクリートの中央に来るように調整。
取り外し可能にするためのQRD2の機構の分、Qファクター(フレームの中心からペダルの中心までの距離)が大きいため、クリートの左右位置は、できるだけ外側に寄せるように取り付け。
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ビンディング装備だと、片足が踏み込んでいる間も、もう片足で引き上げることで力を伝えることができるため、トルクが強くなります。坂が楽になるし、加速がよくなる。
僕のBROMPTONはM6L、6速。普通のペダルでは、僕の貧脚では2速で漕いでいるときが多いのですが、ビンディング装備だと3速が無理のない巡航ギアになります。
1速まで落とせば立ち漕ぎしなくてもかなりの坂までのぼれるようになります。
マッタリ走るのであっても、疲労感が少なくなる効能も。やはり着けてよかった!
岩瀬駅からすぐのところにある、つくばりんりんロードの起点から走り始めます。
こんな田園風景の中を行きます。筑波鉄道筑波線の跡地に作られたというだけあって、ほぼ全行程、直線ないしは緩やかなカーブだけで構成されています。
この季節だからなのか、全線羽虫が多く、走っていると顔から服から羽虫でいっぱいになってしまいます。口を開けていると、ほどなく羽虫が飛び込んできます。これじゃ羽虫ぶんぶんロード!
河川敷のサイクリングロードと違って一般道と交差する場所が多く、たびたびの一時停止が求められますが、つくばりんりんロードは真っ平ら。全く坂がなくてラクラク。スプリンターとしての素質を持った小野田平道君が主人公の「羽虫ペダル」として脳内コミカライズ可能。
筑波鉄道筑波線・真壁駅跡。休憩所になっています。つくばりんりんロードにはこのような廃駅利用の休憩所がいくつもあります。
線路跡を発見。線路として認識できた遺構はここだけだったかもしれません。
謎の起伏その一。
謎の起伏その二。明らかに必要性のない遊びのためのような起伏が2カ所あります。過去の写真と見比べると、大分舗装が劣化しちゃってますね。
熊野神社の辺りはサイクリングロードが途切れていて、41号の歩道を走ります。
上大島のセブンイレブンの辺りから、つくばりんりんロードが再開。
筑波山の勇姿。ずっと筑波山を左に見ながら走っていきます。
筑波鉄道筑波線・筑波駅跡。恐らく、筑波線で最大の駅であったのでしょう。サイクリング途中で休憩する人がたくさんいました。
筑波駅跡の休憩所で、久しぶりにビンディングペダルからシューズを外す。ビンディングペダル、なかなか快調です。
つくばりんりんロードに沿って桜の木が立ち並ぶ場所がところどころありますが、その中の一本が狂い咲きしていました。
小田にある小田城趾の辺りは、かつてつくばりんりんロードから案内の看板が出ているだけだったそうですが、今は本道が通行止めになっていて、小田城趾の周囲を走る迂回路を走らざるを得ない状態でした。いや、別に小田城趾の周囲を走りたくないわけではないですがw
いよいよ土浦市へ。
羽虫さえいなければ爽快なサイクリングになるのですが、これを撮影した瞬間も羽虫を何匹もまとっていました。今回のサイクリングの思い出の半分は羽虫で占められた感じです。
125号を越えると土浦の市街に入っていき、住宅街の中を走る感じに。羽虫のいない開放感を満喫!
とうとう40.1kmを完走! つくばりんりんロード、土浦側終端に到着しました。
完走の気分をもう少し味わいたく、霞ケ浦まで足を伸ばし、少し見物。
土浦駅に戻って、観光みやげ品店(きらら館)の中に発見したエレベーターで駅コンコースへ。
常磐線の対面式の座席に座れたので、BROMPTONを座席脇に寄せ、ベルクロのベルトで手すりに結び付けて固定。
平地を40.1km、ラクラクで少々物足りない感じもありましたが、羽虫の存在を除いて快適なサイクリングを楽しめました。