Nexus7で自転車ナビ!折りたたみ自転車BROMPTONで川崎港海底トンネルを通ってきた
2016/05/24
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2016/05/24
もくじ
去る2014年2月2日、またしても夕方スタートのBROMPTONによる輪行サイクリングを敢行。
二子玉川起点で、多摩川サイクリングロードを下って川崎に入るコース。
今回は、Nexus7による自転車ナビを試すつもりのサイクリング。
前回は、Navitechサイクリングナビホルダーは買ったままではNexus7で使いづらく、スペーサーを抜いて窓をくり抜くことで初めて実用に足るという結論が出たところで終わっていました。
ひとりぶろぐ » Navitechサイクリングナビホルダーを使って自転車BROMPTONにNexus7を車載してナビとして使ってみた
今回は改造ナビホルダーを投入しての雪辱戦というわけです(続きは[Read More]から)
僕は、Google Mapsで有志が公開しているカスタム地図、マイマップを参照してサイクリングすることが多いです。
「多摩川サイクリングコース google maps」などとGoogle検索すれば、大体どなたかが公開してくれたマイマップがヒットします。
そのマイマップを簡単に登録でき、閲覧できる塩梅のいいAndroid用地図アプリが「見るだけマイマップ」。有料で広告なしバージョンが「見るだけマイマップGOLD」。
見るだけマイマップ
カテゴリ: 旅行&地域
Google Playで詳細を見る
見るだけマイマップGOLD
カテゴリ: 旅行&地域
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直近のバージョンアップで現在位置連動表示ができるようになって、非常に使えるアプリになりました。
画面左下のGPSアイコンをタップすると現在位置連動表示になって、現在位置がマップの中央に来るようになります。この状態で移動すれば、現在位置が中央に来るよう地図が自動的にスクロールしていきます。
本家Google Mapsのアプリがマイマップの表示にも対応していたのですが、途中で機能が削除されてしまいました。本家Google Mapsのマイマップ対応なき後、Android用の地図アプリで、マイマップが見られるのは希少。
以下のスクリーンショットは、RunKeeperで記録したルートログをマイマップとしてGoogle Mapsにアップロード。その共有URLを「見るだけマイマップ」にコピペで登録し、表示させたものです。現在位置連動表示にすれば、このルートをなぞるように進むことができるわけです。
僕のサイクリングのパターンは、以下のような感じであることが多いです。
My Maps Editor
カテゴリ: Navigation
販売元: NextBusinessSystem Corporation(サイズ: 2.0 MB)
全てのバージョンの評価: (447 件の評価)
地理に詳しくなく、どんなコースを走ったらいいのか全然思いつかない僕でも、ものの10分もあればプランニングができてしまうのが素晴らしい。スタート地点、ゴール地点がどこかの駅の近くだったら、BROMPTONがあれば輪行で対応できてしまうわけです。
かようなことをやるために、マイマップ表示ができる地図アプリにこだわっています。
「見るだけマイマップ」、「My Maps Editor」どちらも聖地マップのような地点情報のみのマイマップの表示にも対応していて、聖地巡礼にも非常に有用なアプリです。
ひとりぶろぐ » 新幹線輪行で京都へ!折りたたみ自転車BROMPTONで四畳半神話大系の聖地巡礼をやってきた
iPhoneを自転車ナビとして使っていて感じる不満は、画面が小さく周囲が確認できないこと。
これが原因で、いつの間にか逆方向に走っていた、なんてこともありました。
Nexus7をナビにすれば、周囲を広範囲に見渡しながら走ることができるようになり、自車位置をもっと客観的に把握できるのではないか。そんな期待があります。
二子玉川で降りてBROMPTONを組み立て。改造Navitechサイクリングナビホルダーを取り付けます。BROMPTONのMハンドルの真ん中に取り付けるためにアクセサリーホルダーSGS-300Sを使用。電源系はいつものメンツ。
最初は電源供給のためのMicroUSBケーブルを下から引き出していたのですが、これだと振動で抜けてしまうことが分かりました。途中でNexus7の向きを180度回転させて、MicroUSBケーブルを上から引き出すようにしたら、抜けてしまうことがなくなりました。
Nexus7にはSIMを入れず、iPhoneとBluetoothテザリングさせて使ってみましたが、全く問題なく役割を全うしてくれました。
ひとりぶろぐ » iPhoneユーザーが1枚のSIMでAndroid端末を併用するのに凄く具合のいい設定
二子玉川から多摩川サイクリングロードに入り、南下を開始。
多摩川の河口まで出てみました。ここは行き止まりなので引き返して、川崎方面へ。
川崎の工業地帯の雰囲気が出てきました。これは多分日本ゼオン。この辺りは「夜光」という地名なんですよね。未来少年コナンのサルベージ船を連想。
千鳥町に入って日本触媒の工場を見物。
これほどのプラントは普段目にしないので新鮮です。
夜景の名所と思しき、日本触媒の市営埠頭バス停前。
カメラを構えた人が10人ぐらいいました。
千鳥町を南下して、南端のちどり公園へ。ちどり公園には、東扇島に渡る川崎港海底トンネル人道の入り口があります。公園内に忽然と現れる入り口。折角だから、と東扇島に渡ってみることに。
延長1kmにも及ぶ地下トンネル。自転車から降りて押して歩くよう、無人放送が坑内に延々と流れています。もの凄く非日常的な雰囲気があります。人通りはほとんどなく、1kmを、ほぼ一人でBROMPTONを押して歩いていきました。
上が海ということからくるプレッシャー、無機質な放送とが相まって、率直に言って怖い。一定間隔で設置されている坑内電話の上に、ウイスキーの空き瓶が乗っていました。トンネル内の唯一の人の痕跡といった感じですが、なぜか死のイメージが去来しました。
出口が近いことを示す階段が現れましたが、まだ怖い。
公園内の海底トンネル入り口は、こんな感じで公園内に忽然と姿を現します。もう二度と通りたくないと、最後の別れをするつもりでここを後にしました。
詳しいレポートを書いてる人がたくさんいるので、興味があったら見てみてください。
東扇島には物流センターと倉庫、そしてだれもいない公園しかありません。
東扇島東公園からの眺め。
東扇島東公園の京浜運河側には、長大なボードウォークが。夕方を過ぎているということもありますが、だれもおらず心が寒々としてきます。
東扇島から扇島に抜けるつもりが、徒歩/自転車で渡る手段が存在しない! 首都高速湾岸線に乗ることでしか、扇島を通過することができないようです。残念。
ということは、また怖い海底トンネルを通らないとダメということ? しょうがないので来た道を戻って、千鳥町に引き返しました。トンネル恐怖症になりそうです。
そろそろ疲れてきたので、輪行で帰ろうと近場の駅を探すと、鶴見線の昭和駅がよさそうです。
昭和駅付近の風景。中商川崎臨港CRセンターから、デイ・シイを望む。
昭和駅着。ほんとに昭和って感じの駅ですね。しかし、時刻表を見ると、これから30分ぐらい電車が来ない。
これだったら自走した方が早いや、ということで川崎駅まで走ってしまいました。
今日のサイクリングはここまで。
Nexus7をナビに据えてのサイクリングでしたが、非常に走りやすかったです。川崎の臨海地域は行き止まりの道が多いのですが、Nexus7の画面サイズだと路地の1本1本を確認しつつも周囲の状況まで見えるので、適切なルートを選択できました。
住宅街のような区画が細かいところを走る際にも、威力を発揮しそうです。
周囲にあるものまで見えるので、寄り道をしやすくなるという副産物もありました。
総じて、方向音痴の僕が、おおよそ狙った方向に進むことをよくサポートしてくれた感じです。
一方で、バッテリーを食いました。今回はiPhoneとBluetoothテザリングしていたこともあったと思いますので、次回はNexus7にSIMを入れて試してみたいところです。