ガイド本で泣いた!「あの花」聖地巡礼ガイド「るるぶ あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」発売
2014/03/19
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2014/03/19
先般紹介したJTBパブリッシング刊の「あの花」聖地巡礼ガイド「るるぶ あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」が、2014年3月19日の今日、ついに発売!
ひとりぶろぐ » [るるぶ×あの花]聖地巡礼ガイド本「るるぶ あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」予約開始
表紙は田中将賀氏描き下ろし。絵柄は長瀞のライン下りですね。劇中では、長瀞は、つるこの絵、じんたんの写真という小道具で出てきただけですから、「あの花」の世界がまた少し拡張されたかのようです。めんまが救命胴衣を着ていることに、どう飯能……もとい反応していいやら。
表紙の絵柄は、付録のポスターにもなっています。
早速買いましたが、素晴らしい出来映えで、感極まってしまいました。聖地巡礼が10倍楽しくなる内容です!(続きは[Read More]から)
「あの花」が好きになって舞台となった秩父に初めて足を踏み入れたときは、突然襲いかかった物語との一体感に、胸がいっぱいになってしまいました。
秩父にたびたび足を運ぶうちに「あの花」好きが秩父好きに転じ、それが渾然一体となってきて、自分でもその境目が分からなくなってきてしまいました。
少なからぬ「あの花」ファンは、同じような経緯で秩父に愛着を持つようになると思うのですが、本書をパラパラめくったら、そうして関わりを深めてきた秩父という土地での思い出と、「あの花」の場面場面が走馬灯のように蘇り、気づけば頬に一筋の涙が流れていました。
そんな感傷に浸ることには理由があります。劇場版、劇場版のBlu-ray/DVDの発売ときて、いよいよ「あの花」の新しい話題が途切れようとしているのです。そのトリを飾るかのような本書ですから、特別な思いがあります。
「あの花」ファンは、秩父ファンになる素地を持っています。まだ秩父を訪れたことがないファンが聖地巡礼のステップを踏み出す上で、本書はこれ以上ないガイドブックです。
既に繰り返し秩父を訪れている「あの花」ファンは、本書を秩父での思い出を結晶化させたものだと感じるでしょう。
「あの花」の世界を中心に、秩父の観光情報を編み込んだような作りの本書ですが、さすがに「るるぶ」が作っただけあって、旅の楽しみをブーストしてくれる情報でいっぱいです。
「あの花」はファンブックに恵まれていない作品で、これまで実質的にアニプレックスが出した1冊しか出ていません。今ではこの1冊も入手困難。
本書は放送から3年経過して、やっと出た2冊目のファンブックだといえます。
聖地のフォローアップの数としては、ネットにある情報に満たない側面もあります。
単に「あの花」の舞台を数多く訪れたいだけなら、先人が作ったマップをトレースする方がいいのですが、取材、調査の一手間加わった編集で、聖地巡礼がより味わい深いものになる内容になっています。
ひとりぶろぐ » iPhoneを使ったアニメ聖地巡り支援の手法と「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
ぜひ、本書を読んで、秩父好きになってください。
本書は80ページ、オールカラー。A4変形判(AB判)。目次を書き起こしてみました。
「あの花」好きがいつしか秩父好きになっていった、今の僕の思い入れを代弁するかのような内容です。
ちなみに、本書で登場する間取り図は、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」ビジュアル&設定資料集〜めんまがくれたもの〜に掲載されているものとは別テイクのものがチラホラ。そういうマニアックな楽しみ方もできますよ。