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CREE XML-T6搭載USBタイプLEDライト − USBバッテリーで1200ルーメン5時間点灯、夜間自転車走行が快適!

      2016/04/21

LEDライトが夜間サイクリングの命綱

僕は寝坊なもので、サイクリングは午後スタートがほとんど。

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大概午後8時ぐらいまで走っているので、自転車に装着するLEDライトは僕にとって重要なアイテム。

明るいライトは事故の確率を減らす

明るいライトは視界の確保のほか、他者から存在を確認してもらうための、被視認性を確保する上でも有利。

信号のない住宅街の交差点では、一時停止側から自転車が飛び出てきがちですが、超高輝度ライトで少し先の地面を照らしていると、ブレーキをかけてくれることがしばしば。

自転車は走行音が小さいので、こちらから存在をアピールすることは重要。

明るいライトは電池が持たない

超高輝度のLEDライトは、一番明るいモード時の動作持続時間が1〜2時間というものが多く、ちょっと心もとない。

しかも、充電中は点灯させられないもの、バッテリーが交換できないものがほとんどなので、USB充電できるLEDライトであっても、運用に難が出ることがあります。

CAT EYEの最新型、VOLT1200はバッテリー交換ができるようになったので、従来型の欠点を一つ克服していますが、Amazonでの販売価格が16,800円する上に、交換用バッテリーが定価で6,300円します。

最近は、安価かつ大容量のUSBバッテリーがいくらでも入手できるので、いっそUSBバッテリーで動作させられるLEDライトがあればなぁと思っていました。

USB電源駆動!僕が理想とする超高輝度LEDライトが登場

そんな僕のニーズにうってつけのLEDライトがありました。

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USB電源で動作する、超高輝度CREE XML-T6搭載のLEDライト(2014年3月現在2,880円)です。以前買った中華ライトのUSB版ですね。これに、10,400mAhのUSBバッテリーcheero Power Plus 2(3,280円)を組み合わせると、合計6,160円でシステムアップ完了。VOLT1200の交換用バッテリーの定価より安く済みます。USBバッテリーは既に持っている人が多いでしょう。

渡りに船ということで、無論入手しました。(続きは[Read More]から)

LEDライト本体

アルミ削り出しで丈夫な本体。防水とあります。接合部にガスケットが入っているようです。

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背面に動作切り替えボタンがついています。

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押すたびに、オフ含め、四つのモードがロータリーで切り替わります。

モード 明るさ 消費電流
オフ 実測28mA
ハイ 1200ルーメン 2500mA(実測1700mA)
ロー 300ルーメン 1000mA(実測580mA)
ストロボ 1200ルーメン点滅

オフにしていてもボタンに仕込まれたLEDの点灯で28mAほど消費するので、USB電源に接続している限り、何がしかの電流が流れることになります。ただし、オートパワーオフ機構がついているUSBバッテリーの場合は、28mAの電流だと接続機器なしと判定して電源が切れることが多いと思います。逆をいうと、信号待ちでオフにすると、バッテリーの電源が落ちてしまいます。

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光源には、定評のあるCREE XML-T6が使われています。寿命は100,000時間あるそうです。

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ハイモード(1200ルーメン)では1700mAhの電流が流れるので、相応の供給能力のあるUSBバッテリーが必要です。

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cheero Power Plus 2での連続動作時間

USBバッテリーのcheero Power Plus 2は、以前の調査で約8520mAh(5V)の容量があることが分かりました。

ひとりぶろぐ » 新機種の実力をガチで探る!cheero Power Plus 2のベンチマークテストを実施

満充電のcheero Power Plus 2に、このUSB版CREE XML-T6搭載LEDライトを接続。ハイモードで点灯させて、どれぐらいの時間光らせ続けることができるか試してみました。

結果、4時間57分、約5時間動作しました。

約8520mAh(5V)という容量を信じるとして、ハイモードでは1700mAh(5V)電流が流れていることになります。

ローモードでは、14時間35分動作しました。同じく、580mAh(5V)電流が流れていることになります。

1200ルーメンの明るさ

先日玉川上水を遡上した折、例によって午後スタートで終盤とっぷり暮れたので、電灯のない真っ暗な区間での働きっぷりを写真で示したいと思います。

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玉川上水の側道は未舗装の区間が多く、環境保全地域にもなっているので雑木林が残され、住宅地を貫く林道のような状態になっていますが、そんな場所でも安心して走れる明るさです。これはバイクのライトに匹敵する明るさではないでしょうか。

これほどの明るさのLEDライトを点灯させている自転車とすれ違ったことは、これまで一度もありません。

配光パターンがスポットライト的なのが問題といえなくもありませんが、走りにくいと感じたことはありません。

2014.05.25追記: 配光パターンをワイド化するアップグレードパーツが登場しました!

ひとりぶろぐ » 配光パターンをワイド化!CREE XML-T6搭載LEDライトアップグレード用ワイドアングルレンズ

もっとも、市街地を走っている限り、これほどの明るさを必要とする暗所に遭遇することはないので、普段はローモード、300ルーメンで使っていますが。

試しに2台同時に点灯させてみた

この製品が好きすぎて、実は昨年amazon.comで4台購入。うち2台をcheero Power Plusにつないで点灯させてみました。ちなみに、4台買って発送手数料$38.00でした。

cheero Power Plusの二つあるUSB端子の一つは1A、もう一つは2.1Aと、一つは出力電流がハイモードで点灯させたときに流れる1700mAhに満たないのですが、果たしてどうなるやら?

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両方ハイモードで点灯させてみましたが、動作に違いはないように見えます。ただ、1700mA×2で3400mAh流れてしまっている可能性があるので、常用はしない方がよさそうです。

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マウンタ部

マウンタ部には、ゴムの滑り止めが貼ってあります。両脇に、付属のゴムリングを引っ掛ける爪がついています。

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長短二つのゴムリングが付属します。かなり太くて、切れる心配はなさそう。

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マウンタの両側の爪に引っ掛けて固定します。前側はUSBケーブルがゴムリングの外れ止めのような働きをしていて、外そうと思ってやらない限り外れることはないので、後ろ側の爪に引っ掛けるだけで固定が完了します。

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短い方のゴムリングが、自転車のハンドルにちょうどの長さです。CAT EYEのLEDライトのように、ハンドル側にマウンタを残してワンタッチで付け外しできないので、やや面倒感があります。

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ゴムリング紛失防止の工夫

ゴムリングとLEDライト本体とは一体になっていないので、ゴムリングを紛失する可能性があります。それが怖いので、紛失防止の工夫をしてみました。

用意したのは、100円ショップで買ってきた携帯ストラップパーツ。

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写真右側のストラップ部だけを利用。

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ゴムリングをLEDライトに結びつけ、紛失しないようにしました。

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愛車へのセットアップと運用

僕はナビゲーション兼ルートログを取るためにiPhoneをいつも車載しており、その電源としてcheero Power Plus(2)を使っています。

ゆえに、USB電源駆動型のLEDライトは、電源を一元管理できるので素晴らしく使いやすいと感じます。ただし、iPhone 5sは満充電かつGPS使用時、約550mAh電流を消費するので、その分LEDライトの使用可能時間は短かくはなります。

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cheero Power Plus 2の1A端子にはiPhone 5sを、2.1A端子には、USB版CREE XML-T6搭載LEDライトを接続。

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この自転車の場合、常にバッグを装着しており、運転者側を向いた小物入れがあるので、ここにUSBバッテリーを収納。

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このスタイルで5カ月ぐらいやってきていて完全に固定化していますが、普通はトップチューブバッグ、小型のバッグを使うことになるでしょうか。ロードバイクではRoswheelのトップチューブバッグを使っています。

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iPhoneの固定には、BM WORKSのSLIM3を使用。

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アクセサリーホルダーにはMINOURAのSGS-300Sを使用。

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SGS-300Sがあると、この自転車の場合iPhoneの位置を上に持っていくことができるので、地図が見やすくなって快適。

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バッテリーがないので、収納する場合はスペースが少なくて済みます。このシンプルさが愛おしい。

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ここまで電装を重装備化するサイクリストはかなり少数だと思いますし、バッグを取り付けているサイクリストも町中を見ている限り少数なので、今回紹介したUSB版CREE XML-T6搭載LEDライトに興味を持つ人がどれぐらいいるか分かりませんが、スマートフォンユーザーなら一つは持っている大容量USBバッテリーを有効活用できることもあって、僕は非常に気に入っています。

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