[iOS]Twitter検索を自動化、ヒットしたツイートをリアルタイムにプッシュ通知する設定
2016/05/24
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2016/05/24
もくじ
Twitterを特定のキーワードで検索。よくやります。
今の僕ですと、自転車のBROMPTONについての話題を追いたいので、Twitterには「BROMPTON OR "ブロンプトン" lang:ja」といった検索条件を「検索メモ」に登録して、折を見てチェックしています。
しかし、チェックするも前見た以上の新しい話題は出ておらず、空振りに終わることもしばしば。
人間がやっている都度のチェックを機械にやらせ、空振りでのガッカリは機械に肩代わりしてもらう。そして、新しくキーワードを含むツイートが出現するたびに、機械からそれを教えてもらえたら、どんなにかいいでしょう。
家にいる間だけでなく、外出中も随時動向を知りたいので、iPhoneにプッシュ通知してもらいたいところですね。
以前は、Twitter検索のRSSフィードを、RSSの更新をプッシュ通知で教えてくれるiOSアプリに登録する方法が使えました。
ひとりぶろぐ » Twitterエゴサーチをプッシュ通知で!Simple RSS PushでRSSの更新をプッシュ通知させよう
しかし、2013年5月7日、Twitter API v1.1への完全移行時にRSSフィードが廃止されてしまいました。
Twitter検索結果の更新を報せるプッシュ通知は、RSSフィードの廃止以来設定するのを諦めていましたが、先日、Twitterを画像検索した結果をプッシュ通知で教えてくれるNyatterを触って以来プッシュ欲が高まってきたので、再度の設定を模索することにしました。(続きは[more]から)
Twitter検索のRSSフィード化はコレがいいと思いました。動作環境の生き残り確率が高そうだからです。
How to Create RSS Feeds for Twitter – Video Tutorial
実行にはGoogleアカウントが必要です。あらかじめ、Google Driveを有効化しておく必要があるかもしれません。
以下のリンクをクリックして、自分のGoogle Driveにスクリプトをコピーします。
コピーできたらメニュー「公開>ウェブアプリケーションとして導入」を実行。
「プロジェクトバージョン」の下に1と入力。その下の「新しいバージョンを保存」をクリック。
「アプリケーションにアクセスできるユーザー」を「全員(匿名ユーザーを含む)」にセット。「導入」ボタンをクリック。
「現在のウェブアプリケーションのURL」の下のURLをコピーして保存しておく。保存できたらOKボタンをクリックして閉じる。
メニュー「実行>Twitter_RSS」を実行。
「承認が必要です」ダイアログが表示されるので「続行」ボタンをクリック。
「承認する」ボタンをクリック。
Twitterの設定ページを開きます。
Twitterのウィジェットページに飛ぶ。
「新規作成」ボタンをクリック。
「タイムラインソース」は「検索」を選択。検索クエリには、好きな検索ワードを。僕の場合は「BROMPTON OR "ブロンプトン" lang:ja」としました。「BROMPTON」あるいは「ブロンプトン」が含まれるツイートで、日本語で書かれているツイート、という条件です。検索条件は「検索オプションの使い方」のページが詳しいです。
オプションは好みで。見た目の部分はいじりません。プレビューに、狙い通りのツイートが出てきているか確認します。大丈夫そうなら、「ウィジェットを作成」ボタンをクリック。
すると、ウィジェットのコードが生成されるのでコピー。エディタなどに貼ります。
コードの中の、widget-idだけを抜き出してコピー。
さきほどコピーしておいた「現在のウェブアプリケーションのURL」と、今取得してコピーしたwidget-idを合体して、RSSフィードのURLを得ます。
「現在のウェブアプリケーションのURL」が「https://script.google.com/macros/s/kaIkeHuriKkjkfP7-JueKiekrlKjaueufkfjjahKVfu2-qYFpozKuekflufajkaSY4_OHTe/exec」(これはデタラメ)だとします。
また、widget-idが「430194095516954624」だとします。
この二つを「?」を間に挟んで合体させます。
この場合、RSSフィードのURLは、「https://script.google.com/macros/s/kaIkeHuriKkjkfP7-JueKiekrlKjaueufkfjjahKVfu2-qYFpozKuekflufajkaSY4_OHTe/exec?430194095516954624」となります。これが、RSSフィードのURLです。
App StoreからSimple RSS Push+をダウンロード。
Simple RSS Push+
カテゴリ: ニュース
価格: ¥400
起動して、左下の「+」ボタンをタップ。
入力欄に、さきほど得たRSSフィードのURLをペースト、キーボードの「完了」ボタンをタップ。
しばらくの処理の後に、登録が完了します。
検索キーワードにヒットするツイートが現れると、プッシュ通知が届きます。
ツイートされる頻度の高い検索キーワードで試してみると、おおよそ15〜20分毎にRSSフィードのチェックがなされているようです。これほど検索ヒットの頻度が高いものは、通知させる意味がありませんけれどね。
ちなみに、上掲のスクリーンショットからも分かる通り、iOS 7正式対応でないSimple RSS Pushもテストのために同時に動かしています。
Simple RSS Push
カテゴリ: ニュース
価格: ¥200
これもiOS 7上で動いており、動作は同等のようですが、iOS 7対応のSimple RSS Push+への移行が促されています。
設定を済ませると、関心のある話題についてのツイートが自動的に届くようになるので便利です。
どんな検索キーワードを設定するかは人によるかと思いますが、ブログをやっている人なら、自分のブログについて言及されているツイートに関心があるのではないでしょうか。
僕の場合だと、エゴサーチ向けのキーワードは「hitoriblog.com OR "ひとりぶろぐ"」になります。日本語の場合は形態素解析されて、複数の単語に分割されて検索されてしまう場合があるので、ダブルクォーテーションでくくるのが重要です。
Simple RSS Push+以外にもいろいろ試してみました。
Boxcar2は、RSSフィードを登録し、更新をプッシュ通知させることができるので、今回の用途にバッチリです。
Boxcar 2
カテゴリ: ソーシャルネットワーキング
価格: 無料
プッシュ通知が複数件数まとめての表示であるSimple RSS Push+に対し、Boxcar2はツイート1件でプッシュ通知1件なので検索にヒットしたツイートを通知センター上でプレビューできるメリットがあります。
しかし、例によってサーバ側の安定度に今ひとつ信頼感がありません。
また、通知は届くも、Boxcar2のアプリ内の内容更新がなかなかされないことが多い。
無料で使えるので、Simple RSS Push+と使い比べてみてもいいんじゃないでしょうか。
Push 4.0、その後継アプリであるFaastも、RSSフィードを登録して更新をプッシュ通知できます。
しかし、Push 4.0は終息。新規ユーザーの登録ができなくなっています。
Push 4.0
カテゴリ: 仕事効率化
価格: 無料
後継のFaastは、月額200円をベースとした料金体系になっています。
Faast
カテゴリ: 仕事効率化
価格: 無料
買い切りでサービスを受けられるSimple RSS Push+があるので、あえての選択をするほどでもないと判断しましたが、月額ベースの料金体系でも構わないという人は検討してみてもいいかもしれません。
Mentionは、Twitterをキーワード検索し、ヒットしたツイートが出現したら知らせてくれるアプリ。
1カ月10,000件までは無料で使える、有料サービス。
料金の支払いは、アプリ内からでなく、Webサイトからなので、App Store内では一見完全無料のサービスのように見えます。
Twitterのみならず、Facebookなどにも対応。
mention for iPhone
カテゴリ: 仕事効率化
価格: 無料
ただ、チェックの間隔が長く、通知の頻度が低く、また、大分件数が間引かれてしまいます。
キュレーションサービス的なものですね。ガンガン通知されたいというニーズには合わない感じです。
純粋に、プッシュ通知を受信するためだけのアプリPushover。
Pushover Notifications
カテゴリ: ユーティリティ
価格: ¥500
これ単体ではRSSフィードのチェックをしてのプッシュ通知ができませんが、IFTTTがPushoverに対応しているので、RSSフィードの更新をチェックして、更新されていたらPushoverでプッシュ通知という設定ができます。
Boxcar2と同様、ツイート1件につきプッシュ通知1件なので、これを好む人は少なくないでしょう。
動作も良好ですが、ただでさえ手順が多いのに、IFTTTの設定まで解説し始めるとドン引きされるだろうということで、今回は自重しました。
家に常時起動のMacがあるなら、表題の組み合わせがイケています。
夜フクロウ
カテゴリ: ソーシャルネットワーキング
価格: 無料
Growl
カテゴリ: 仕事効率化
価格: ¥400
Prowl: Growl Client
カテゴリ: ユーティリティ
価格: ¥300
夜フクロウで検索タブを設定。検索タブを設定すると、定期的に検索してくれるようになります。
検索タブが更新されたらGrowlで通知するよう設定。Growlの設定で、夜フクロウからの通知をProwlに転送することができますので、結果的に今回テーマとしているようなことが実現できます。
検索条件を細かく設定できますので、独自の便利さをも持ち合わせています。ただ、Macを家でつけっぱなしにする必要があるという制約があります。
実は、Twitter検索の自動化、リアルタイムにプッシュ通知を実現する環境としては、EgoProwl+Prowlが最強です。
Prowl: Growl Client
カテゴリ: ユーティリティ
価格: ¥300
Twitterのアカウント情報に保存されている「検索メモ」を参照して検索の自動化とプッシュ通知をやってくれるので、検索キーワードの設定、差し替えがTwitterクライアントからできて簡単。
日本語を含まない英数字の検索キーワードの場合は、タイムラグほとんどなしでプッシュ通知されてきます。
ただ、常時動作のRubyが動かせるマシンが必要という制約があります。ハードルは高いのですが、Twitter API v1.1下でもバリバリ動くので、動作環境が用意できる人は挑戦してみてください。
EgoProwlはRubyスクリプトなので、腕があれば動作のカスタマイズも容易です。
近年流行のLinuxボードを自宅に設置し、その上で動かす選択肢もオツです。電気代は月50円以下なので、サーバを借りるより大分安く上がります。
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