改造の模範的な順路

KINGROON KP3Sはあちこち手を入れ、改造するところがあり、また周辺情報も多彩なため、このサイトを見ても結局何をやっていいやら方向性が見出せないこともあるだろう。

そこで、新品のKINGROON KP3Sを買ったところをスタート地点として、改造の実行順を提案し、見通しを良くしたい。

ケーブルの養生

放っておくと故障につながる要修正ポイントに手を入れる。

Z軸の調整

Z軸のチェックを行ない、調整する。

ここの精度がすべての造形物に影響するので重要だ。

プリント条件の設定と押し出し量の最適化

改造ではないが、知識として知っているのとそうでないのとでは造形物のクオリティに影響するのでチェックしておく。

筆者はプリント速度として最初は40mm/sを設定するのをおすすめしたい。

電源ユニットの配置の最適化

邪魔な電源ユニットの設置方法を整える。

ホットエンドの冷却ファンの静音化

動かしてみて、冷却ファンがうるさいと感じたらホットエンドの冷却ファンを静音化させる。

特にホットエンドの冷却ファンの静音化は急務だろう。

ビルドプレートの交換

少し使っていると、ホットベッドの上に敷くビルドステッカーが劣化し始めて気になってくるはずだ。

その代わりを探す。

電源の冷却ファンの静音化

ホットエンド周辺が静かになると気になる電源ユニットの冷却ファンの静音化をする。

本体の冷却ファンの静音化

ホットエンド、電源ユニットを静音化させると、毒を食らわば皿までもという気持ちになって本体の冷却ファンも静音化したくなるだろう。

簡単な方法があるのでやるべき。

自動ベッドレベリングの導入

ベッドいっぱいの大きめの造形物をプリントするときに、ベッドへの定着を改善したいと思うかもしれない。

その場合は3D Touchの導入を考えるといい。

ABS造形の準備

最後の大仕事、ABS造形のためのエンクロージャーの用意に入りたい。

ここまで終わったら一通りだろう。