ケーブルを養生する

KINGROON KP3SのX軸(左右方向の軸)にあるケーブルはガントリーへの固定方法が悪く、そのまま使っていると配線の断線につながる可能性が高い。

具体的にどのようになるかというのは、以下の画像を見れば一目瞭然。

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X軸のステッピングモーターの上の部分もかなり危険な状態だ。エクストルーダーの不調が結構な頻度で出るようだが、これが一因であることは間違いないだろう。

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フィラメントを押し出すエクストルーダーのステッピングモーター、ヒーター、サーミスタ(温度センサー)、ヒートシンクファンのいずれの配線が断線しても困るだろう。

工場出荷時には結束バンドでケーブルが固定されているが、結束バンドが細く、一箇所に力がかかるのがまずい。

ちょうど、ケーブルを保護するチューブに平面ファスナーがいくつも巻き付けられているので、これを使って養生するといい。

具体的には、これまでケーブルが固定されていた結束バンドを切断。

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そこに、新たに結束バンドでこの平面ファスナーを固定。

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ケーブルは、この平面ファスナーで包むように固定するという寸法だ。

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こうするとケーブルは面で支えられるため、結束バンドで直接ガントリーに固定するよりケーブルに与えるダメージは少なくなるだろう。

prokoko氏のこのカスタムパーツも役に立つ。