KINGROON KP3Sのマザーボードには、シルク印刷で「KingRoon KP3 V1.2」とある。
このマザーボードはAliExpressで2021年2月現在2,529円で買える。
液晶付きでも3,324円ととても安く、KP3S標準のステッピングモータードライバTMC2225も4つで1,053円といずれも安い。(1個263円)
KINGROONのTMC2225は静音ドライバで有名なTMC2208の別パッケージとのことで、激安。
筆者はKINGROON KP3Sとは無関係の、BIG TREE TECH SKR 1.4 Turbo使用の自作3Dプリンターで使うためにも利用させてもらった。
- ステッピングモータードライバーはX、Y、Z、E0、E1と五つがICソケット上に搭載可能。
- ヒーターはヒートベッド用が一つとエクストルーダー用2つが接続可能。
- サーミスタもヒートベッド用が一つとエクストルーダー用2つが接続可能。
- 二つ目のエクストルーダー用のステッピングモータードライバー、ヒーター、サーミスタのコネクタが空いている。
- 3D Touch用のコネクタもある。
MarlinのConfigurationではボードとしてMKS Robin Nanoを指定するため、ベースモデルはMKS Robin Nanoという認識で良さそうだ。
付録: 空きコネクタ
工場出荷時に空いているコネクタを示した。
右下に接続されているのに空きと示したものがあるが、これは後で接続した3D Touchで使ったコネクタだ。
工場出荷時には空いている。
12/24Vというのは、このマザーボードが24V/12V両対応で、接続した電源ユニットの電圧がそのまま出てくるという意味だろう。
付属の電源ユニットは出力が24Vなので、24Vが出てくる。
SensorのSignal、GND、5Vには、フォトインタラプタを使った電源を要するセンサー、電源を要しないエンドストップのマイクロスイッチなどが接続できる。ここから5Vの電源を取ることもできる。
左端三つを埋めているXYZのエンドストップの光学センサー化もできるだろう。
Signalとは要するにGPIOで、ファームウェア次第では様々な使い方ができるかも。
E1 Motor、E1 Driver、E1 Interface(ホットエンド用ヒーター端子)、Extruder2 Thermalが余っているので、ステッピングモーター、ヒーターを増やせ、要するにホットエンド、エクストルーダーなどをもう一つ増やせる。
Extruder2 Thermalを使って、温度補償付きの静電容量センサーP.I.N.D.A. V2が接続できそう?